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2021年 ピュアシルク選手権
期間:05/20〜05/23 場所:キングスミルリゾート(バージニア州)

渋野日向子は米ツアー初『フェアウェイキープ100%』で24位発進

◇米国女子◇ピュアシルク選手権 初日(20日)◇キングスミルリゾート(バージニア州)◇6445yd(パー71)

最終18番で1Wを振り抜いた渋野日向子は、フェアウェイをとらえて「全部、乗ったな」と喜んだ。大会初日は3バーディ、2ボギーの1アンダー「70」。首位と4打差24位と上々のスタートに加えて、米ツアーで自身初となるフェアウェイキープ率100%を達成した。

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「振れていたし、ランが出る分、飛んでいるなと思った」とティショットは安定。それでも、硬く、うねったグリーンでピンを攻めるには狙いどころが限られてくる。「惜しい外し方が多かった」と、風やグリーンの固さを計算しながらのセカンドショットには苦心した。

前半はしぶとくパーを拾うホールが続いたが、9番でトリッキーなアプローチを寄せきれずにボギーが先行。12番でバーディを取り返したが、13番3m、14番2mとバーディチャンスをものにできず、続く15番(パー5)はウェッジを握った3打目を「サヨナラした」とグリーン奥にオーバーしてボギーをたたく。「すごく流れが悪かった」と残り3ホールで1オーバーに後退した。

迎えた16番の2打目は、ピンまで151ydでアゲンスト。奥ピンだったが「引っ掛けたりしたときに奥に行くのが嫌だったので、普通なら6Iだけど一番手下げた」と7Iをチョイスした。「もうちょっと転がる想定だったけど…」とピン手前13mにつけると、このパットをカップに流し込んでバーディ奪取。最終18番も手前10mのバーディパットを沈めて、一気に1アンダーとしてホールアウトした。

「ロングパットが2個入ってくれたので(スコアは)その分だけど、きょうアンダーで回れたのはすごく良かった。内容的には惜しいボギーや、バーディパットが入らずに悔しいところもあるけれど、全体的にはすごく良かった」とホールアウト後には笑顔も見せた。課題としたのは、アドレスの向きやラインの読み。「ミスショットは少なかったし、当たりは良かった」と、スイング自体の手応えは増している。

ところで、この日LPGAのトップページを飾っていたのは渋野の記事だ。水に囲まれ、緑豊かなこの土地を「引退したら住みたい街の1つ」と語った言葉が大々的に報じられた。「いろいろ書かれちゃって恥ずかしいです。言いたいように言ったけど、じゃあどこに住めばいいだろう?」と笑ったが、そんなリップサービスもプロの仕事の1つだろう。(バージニア州ウィリアムズバーグ/今岡涼太)

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