「HSBC女子チャンピオンズ」ライブスコア
2021年 HSBC女子チャンピオンズ
期間:04/29〜05/02 場所:セントーサGC(シンガポール)
セントーサGC「世界を招くレッドカーペット」
2021/05/01 09:42
セントーサGCは賞金総額160万ドルの「HSBC女子チャンピオンズ」にきら星のごとくやってくる世界トップの女子ゴルファーたちを迎い入れた。昨年は新型コロナウイルスのパンデミックにより中止となったが、大会は再びシンガポールに戻ってきた。
スターぞろいの全69選手のフィールドには世界ランキングトップ10以内の選手6人が顔をそろえ、2016年リオ五輪のメダリスト全員-朴仁妃(韓国/金)、リディア・コー(ニュージーランド/銀)、フォン・シャンシャン(中国/銅)も参戦。
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メジャー覇者のダニエル・カンに加え、米女子ツアー5勝のミンジー・リー(オーストラリア)も、ワールドゴルフアワード(2019年)でゴルフクラブ世界一を受賞し、米ゴルフダイジェストの「世界のベストコース100選(2020-21)」で59位にランクするセントーサGCでティオフする。
世界はまだ深い森から抜け出せず、かつての日常を取り戻す歩みはゆっくりだが、セントーサGCのアンドリュー・ジョンストン支配人は、同ゴルフ場が国際的なスポーツイベントを無事に開催する上で、アジアにおける先駆者の一端となることに自信を持っている。
「私のキャリアの中で準備が最も大変だった大会だと思う。みんなが注目しているので、この大会がアジア地域を通常の経済活動に戻し、舞台をリセットするような助けになることを願っています」
「今回はゴルフの前に国家があるというユニークなイベントです。今年はいろいろな意味で責任がより大きいです。しかし、それは同時に世界に対して我々がどう事態を処理し、どうやって観光業を再開させるかということを示す良い機会でもあります」とジョンストン氏は語った。
アジア屈指のプレミアイベントである「HSBC女子チャンピオンズ」が最後まで安全に実行されるように、厳しい安全管理措置が施されている。
チケットの一般販売はなく、1日当たり250人までの企業ゲストの入場が許可されている。ワクチン接種を受けていないゲストは、ゴルフ場到着前に迅速抗原検査を受けなければならない。
多くの選手たちは週末にロサンゼルスでの大会を終え、月曜日にアメリカからシンガポールに到着した。17時間のフライトの後、PCR検査の陰性結果が出るまでの12~14時間はホテルの部屋での隔離を求められた。
選手たちの移動はホテルとゴルフ場の間だけに厳しく制限されている。大会では、スタッフ、関係者、ゲストたちはソーシャルディスタンスを保ち、飲食中と激しい運動をしているとき以外は、常にマスクの着用が求められる。クラブハウス入場前の体温測定と、濃厚接触者追跡のための連絡先提出もだ。
来る日曜日、何に一番満足するかと尋ねると、そのアメリカ人(ジョンストン氏)は「大会が一人の新型コロナウイルス感染者も出さずに、栄えある勝者が優勝カップを掲げること。世界のテレビネットワークが大会を放送し、シンガポールの姿を世界に伝えること。それが私にとっての成功です」と答えた。
「選手たちにとっては、プレーするコンディションが素晴らしいこと、提供するサービスが一流であること、そして彼女たちが帰るときにシンガポールに来てよかったと思ってもらうことです」(シンガポール/Calvin Koh)