5年じゃなく2年、ANA出られず…全英女王の扱いに男子選手から異論噴出
2020年 ANAインスピレーション
期間:09/10〜09/13 場所:ミッションヒルズCC(カリフォルニア州)
「ANAインスピレーション」は猛烈な暑さ警戒 LPGAはキャディのカート利用を許可
カリフォルニア州ミッションヒルズCCで9月10日に開幕する海外女子メジャー「ANAインスピレーション」は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、当初予定だった4月から9月に時期を変更して行われる。そこで問題になっているのが、砂漠地帯の真ん中にあるコースの猛烈な暑さだ。
LPGAツアー運営主任であるヘザー・デイリードンフリオ氏は、「来週の予想気温は、華氏105-115度(40-46℃)で、私たちはその暑さをとても心配しています」として、ツアーの方針を変更。大会期間中にキャディがカートを利用することを許可したことを公式サイトで発表した。
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カート利用は選択肢の1つで強制ではなく、これまで通りにバッグを担いで歩くことも、手押しカートを利用することも許されている。また、今大会ではカートに乗るローカルキャディも待機しているが、選手はキャディを使わずセルフでプレーすることもできる。
それでも、暑さに対する警戒は重要だ。LPGAの医療責任者であるブルース・トーマス博士は「いくつか考慮しなければいけない重要な要素がある。たしかに乾燥した暑さだが、強烈である。問題は汗をかいていることに気がつかないということだ。フロリダならば、日に何度もシャツを変えるだろうが、ここでは汗はすぐ蒸発してしまう。30-50ポンド(13.6-22.6kg)の荷物を担いで歩くキャディたちは、より高いリスクに直面している。すぐに重大なトラブルに見舞われることがある」と警告した。
日本からは渋野日向子、畑岡奈紗、野村敏京、上原彩子、河本結の5選手が出場予定。日本選手だけではなく、すべての選手とキャディにとって、真剣な暑さ対策が必要だ。