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2020年 AIG女子オープン(全英女子)
期間:08/20〜08/23 場所:ロイヤルトゥルーンGC(スコットランド)

「パニックになりそう」畑岡奈紗&上田桃子が強風リンクスに驚き

◇メジャー第1戦◇AIG女子オープン(全英女子オープン) 初日(20日)◇ロイヤルトゥルーンGC(スコットランド)◇6649yd(パー71)

リンクスコースが本来の姿を見せた。午前組で回った畑岡奈紗は3オーバー、上田桃子は4オーバー。穏やかな陽気の開幕前から変わり、強風が吹き荒れた。

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最大風速18.2m/s。1.5mを沈め唯一のバーディを最終18番で奪った畑岡は「さすがにここまで吹くとは思っていなかったです」と苦笑いした。風の影響を問われ「フロントナインは、ずっとですね。あともう少し風が吹いたら(アドレスで)ボールが動くんじゃないかと。途中ティショットするときも(ボールが)グラグラしていて打つ始動に入れなくて、タイミングも難しかった」と答えた。

ほとんどのホールでアゲンストになった前半アウトは、2つのパー5をともにボギー。全英一短いとされる名物8番(パー3/114yd)、通称“ポステージスタンプ”は50度でグリーンをとらえながらも3パットでボギーとした。「前半はずっと右からのアゲンスト。持ち球のドローで抑えて低く打っても左に流れるホールもあった。フェードで(風と)ケンカさせるような打ち方も練習でやってきていたけど、これだけ吹くとなかなかできなかった」と振り返った。

苦手としたリンクスコース。前週「ASIスコットランド女子オープン」で予選を通過し、過去2度予選落ちしている今大会はリベンジもかかる。「もう少し2パットでパーというのができたんじゃないかな。耐えて、耐えて予選通過できるように頑張りたい」と反省点を挙げつつ力を込めた。

2年連続出場の上田はバーディなしの4ボギー。キャリアの中でもベスト5に入る強風だったという。「自分のディスタンスを把握するまでに時間がかかりました。(アゲンストでは)ドライバーで平均して215ydくらい、だいたい4~50ydは落ちている。パニックになりそうなくらい難しかったですね。(この強風で)決断力とイメージ力を出すのが…」とその難易度をストレートに表現した。

キャディは師事する辻村明志コーチが務める。前半に1ボギーと耐えながら、流れに乗りたい後半で3ボギーをたたいた。「アゲンストとフォローのときの力感のコントロールとかが難しくて。アゲンストで我慢してスコアを作れていたんですけどね」と悔やみつつ2日目以降を見据えた。

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