【一問一答】渋野日向子は初日に崩れ「もうちょっと頑張れよって…」
2020年 ASIスコットランド女子オープン
期間:08/13〜08/16 場所:ルネッサンスC(スコットランド)
渋野日向子は洗礼のバーディなし リンクスでのミス「全部やった」
◇米国女子◇ASIスコットランド女子オープン 初日(13日)◇ルネッサンスクラブ (スコットランド)◇6453yd(パー71)
渋野日向子がリンクスコースの洗礼を浴びた。「ポットバンカーに入ったら出すだけだったり、ラフに入れたらどこに飛ぶかわからない状態だったり。きょう、全部(リンクスでのミスを)やったなって感じです」。6ボギー、1ダブルボギーの「79」で8オーバー。暫定126位に沈んだ。
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初挑戦になった本場の英国リンクス。海沿いの風、深さが特徴的なポットバンカー、絡みつくブッシュに、硬いグリーン。前日まで晴れ間が広がったコースには霧がかかり、全組スタートは2時間遅れた。「確かに風は(きょうが)今週一番、強かった。ただそれでも自分で『もう少しなんとかできたでしょ』と思いました」。国内で平均バーディ数1位になった前年は一度もなかった1ラウンド・バーディなし。苦笑いを浮かべ、成長過程にある自らの技術にも目を向けた。
「1つもバーディが獲れていないのが、悔いが残る。良いアプローチでパーを拾えた場面もあったんですけど…やっぱり『もうちょっと頑張れよ』って思いました」
「アース(・モンダミンカップ)のときに比べて何が成長したかというと、(少しは)あるかもしれないけど、まだまだ100%には近づけていない。自分自身も未完成」
流れを停滞させた前半3番(パー5)。フェアウェイからの第3打をトップさせグリーンオーバーからボギーをたたいた。「一番情けないボギーの獲り方」とミスを悔やみ、2連続ボギーに。7番(パー5)では、難しいライのポットバンカーから出すだけとなった後の4打目でクラブがブッシュに絡みつきミスヒット。5オン2パットでダブルボギーとし、一気に順位を後退させた。
後半もショットでリズムを作れなかった。「試合がない中でこの試合に合わせてくるっていうのはすごく難しさを感じましたし、練習でやっていることを試合でできない難しさも感じました。それでもやり続けないといけないという思いもあります」。日没順延になった現時点での首位とは12打差と厳しい出だし。2日目以降は、同じくリンクスで行われ、2連覇がかかる次週「AIG女子オープン」(スコットランド・ロイヤルトゥルーン)に向けた修正点を洗い出す上でも重要になる。
「あしたこそはバーディ獲って、もっと中身が面白いゴルフをしたいと思います」。まずは何より起爆剤が欲しい。