世界のツアーの再開の目処は（※写真は2019年TOTOジャパンクラシック）

世界的に拡大した新型コロナウイルスにより中止や延期が相次いでいるゴルフ界。そのなかで韓国女子ツアーが5月14日のメジャー大会開幕に向けて動き出している。世界の女子ツアーの動向をまとめた。

■LPGAツアー

2月の「ホンダ LPGAタイランド」から14試合の開催が見送られている。中止4試合、延期10試合。再開は最短でも6月19日開幕の「ウォルマート NW アーカンソー選手権」（アーカンソー州・ピナクルCC）になる。

■欧州ツアー

3月12日開幕の「インベステック・南アフリカ女子オープン」を最後に中断。5月7日に開幕を予定していた「ジャブラ・レディースオープン」（フランス）を6月開催に変更（6月18日～20日）して、最短での再開を目指す。

■日本ツアー

日本ツアーは6月の「ヨネックスレディス」でシーズン開幕となるかどうか（写真は昨年大会を制した上田桃子）

3月の開幕戦「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」から5月最終週まで13試合連続で中止。夏場に予定された東京五輪に備えた2週間の空き以外、シーズン全週にあたる37試合が詰まっており、延期は不可能に。早くても6月の「ヨネックスレディスゴルフトーナメント」（新潟・ヨネックスCC）からの開幕になる。

■韓国ツアー

韓国ツアーは世界に先立ち5月14日開幕のメジャー大会「KLPGA選手権」を行う予定と発表した。ツアー側はそれまで複数の試合が消滅していたことを考慮し、出場選手枠を144まで拡大。セカンドカットを利用する。関係者によれば予選落ちの選手を少なくすることで、選手に賞金が付与されやすくするための措置。その後の試合開催は未確定だという。

■中国ツアー

中国ツアーは春先の試合を見送った。ツアー公式ページのスケジュールによれば6月開催の「オリエントマスターズウーハンチャレンジ」が最短での再開になりそうだ。

■台湾ツアー

野球界が無観客試合で開催された台湾。女子ゴルフは4月から3試合延期が続いた。6月などの台湾での試合については開催可否が決まっていないが、6月にフィリピンで開催予定の大会は延期がすでに決定している。