80位までに来季シード 米国女子ツアー賞金ランキング
畑岡、横峯、野村、上原の4人が賞金シード/米女子ツアー
米国女子ツアーの2019年シーズンが終了し、来季シード権が得られる賞金ランキング80位までが確定した。日本勢は、畑岡奈紗(18位)、横峯さくら(66位)、野村敏京(77位)、上原彩子(78)の4人が賞金シードを手にした。
畑岡は3月「キア・クラシック」での1勝にとどまり、獲得賞金は91万7273ドルと昨季(145万4261ドル)を下回り、賞金ランクも昨季の5位から落とすシーズンとなった。夏場には予選落ちが続くなど調子を落としながら、8月「カナディアンパシフィック女子オープン」から3試合連続のトップ5で盛り返し、シーズン終盤に存在感を示した。
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28万9911ドルで日本勢の2番手で終えたのが、シーズン5年目の横峯。今季は24試合に出場して、最高位は9月「インディ女子インテック選手権」の4位タイ。シード喪失の危機を脱し、2年連続4回目のシードを獲得した。
昨季は腰痛などの影響もあって133位に低迷した野村は、18万6559ドルを稼いで2年ぶりにシード復帰となった。今季は17年「ボランティア・オブ・アメリカ テキサスLPGAシュートアウト」優勝による2年シードの資格で出場し、シーズン初めに上位に入って賞金を稼いだ。しかし、腰痛が悪化した6月からは途中棄権を重ね、8月下旬「カナディアンパシフィック女子オープン」を最後に戦線から離脱。まずは昨年と同じく、故障のケアが最優先になりそうだ。
35歳で日本のツアーメンバー最年長の上原彩子も18万3122ドルで圏内に入り、初参戦の2013年から7年連続のシード確保に成功した。昨季の63位から順位を下げて薄氷のキープとなったが、15年に79位、16年に78位とボーダーライン上での争いは慣れたもの(?)。飛距離では大きなハンデを負いながらも、懸命に米国で戦い続けている。
ルーキーの山口すず夏は150位でシードを得られなかったものの、11月の最終予選会(Qシリーズ)を16位で突破し、来季の出場権を獲得した。同予選会に初めて臨んだ河本結も9位で通過。来季は6人の日本勢ツアーメンバーが米ツアーに参戦する見込みだ。