米ツアーQシリーズを突破して帰国。河本結は元気な笑顔を見せた

◇日米女子ツアー共催◇TOTOジャパンクラシック 事前情報（6日）◇瀬田ゴルフコース 北コース(滋賀県)◇6659yd（パー72）

2週間で8ラウンドをこなしたQシリーズを9位タイで突破して、来季の米ツアー出場権を獲得した河本結が、帰国直後に参戦する。「いまはめっちゃ眠いです」と、時差ボケと疲れは否定できないが、「シーズン前から楽しみにしていた」という日米ツアー共催大会を前に充実の笑顔をみせた。

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Qシリーズでの最終ホール、バーディパットを沈めて通過を確定させた河本の胸中は、喜びよりも不安な気持ちが強かったという。「通っちゃった、どうしよう…」。

ゴルフ技術に対する自信のなさ、「聞くことはできるけど、しゃべれない」という英語の壁、移動や食事の問題など。「自分の実力がどれほど通じるのかわからないし、知らないことばかりなので不安」と打ち明けたが、少なくとも、その不安に向き合う覚悟はできている。帰国便で見返したゴルフノート。「自分がやりたいのは世界の大舞台で戦うことだったし、あとはやるだけ」と腹をくくった。

プロアマ後、パッティング練習をする河本結

憧れの米ツアーは「ゴルフをゲームとして見ている感覚がすごくある。みんなゴルフが大好きで、ゴルフを一生懸命やっている」というイメージ。「わたしもそういう中に入って一生懸命やって、プロゴルファーとして一流になれたらいい」と期待に胸をふくらませた。

今週は日米ツアー共催で、来季に向けた良い予行演習となりそうだ。「この大会で自分の立ち位置を知れたらいい」という世界への挑戦は、すでに今週から始まっている。（滋賀県大津市／今岡涼太）