「良い雰囲気を残せたまま終われた」納得の25位
桃子、「パットが入らないと、スコアにならない」
フロリダ州で行われている米国女子ツアー第8戦「ギンオープン」の最終日。朝から時折雨がぱらつき、午前9時過ぎには激しいスコールで38分間の中断となったが、その後は天候も回復し、晴れ間がのぞいた。
この日の上田桃子は、HSBC選手権最終日以来となる宮里藍と同組でのラウンド。しかし、その事を楽しむような余裕は無かった。
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前半の9ホールはスコアカード通りのパープレイ。最初にスコアが動いたのは、折り返した11番。ティショットを左ラフに入れると、第2打をグリーン左に外してしまう。アプローチでカラーに乗せたが、そこから5mが入らずにボギーとしてしまった。
悪い流れで迎えた13番。今度は1mのパーパットがカップに蹴られ、3パットのボギーとしてしまう。「今日もずっとパターが入らなかった」と、悔しがる上田。それでも、17番パー5で2オンに成功してバーディを奪うと、最終18番では、ティショットを右バンカーに入れ、3打目でようやく10mにつけると、この長いパーセーブパットを沈める意地を見せた。「最終組で回ってあれくらいのパットを決めたら、気持ちいいと思う」。
パッティングに関しては、「昨日は背中を大きく使うことを意識して練習したけど、今日はイメージ重視だった。入らないと、色んなラインが出てくる」と、グリーン上での迷いの一端を垣間見せる。
同組で回った宮里も「環境に慣れるだけでも少し時間が掛かるし、私もそういう時があった」と気遣いを見せたが、参戦初年度の上田にとっては、ゴルフ場での戦い以前にまだまだ乗り越えないといけない課題も多い。体調は回復傾向にあるので心配はなさそうだが、早く元気な桃子スマイルが戻ってきて欲しい。
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