クラブもウェアも一新!宮里美香「最後だと思ってやる」
米国女子ツアーに挑む宮里美香が会見 「まずは1勝が目標」
都内某ホテルにて18日(木)、米国女子ツアーの最終予選会(12月3~7日、米フロリダ州LPGAインターナショナル)を12位で通過し、来季の米国女子ツアー出場権を獲得した宮里美香(19)が会見を行った。
宮里は、12月9日付けでプロへの転向も表明。「今は達成感でいっぱいです。米国女子ツアーは夢だったので、不安よりも楽しみの方が大きいです」と、笑顔で喜びを語った。2005年からJGA(日本ゴルフ協会)ナショナルチームを牽引し、2006年の「世界ジュニアゴルフ選手権」優勝など、世界を舞台に輝かしい実績を挙げてきた宮里。早くから米国でのプレーを思い描いてきたが、その想いに拍車をかけたのが、今季メジャー戦「全米女子プロ」を制し、米国女子ツアーのルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得したヤニ・ツェン(19)だ。「4月の『ギンオープン』で、オチョアと競っているのを見てすごく刺激を受けました。世界で戦いたい、という気持ちが強まりました」。同世代のプレーヤーが女王と互角に渡り合っている姿が、夢の実現への気持ちを奮い立たせた。
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来季、宮里とともに新たに出場権を獲得した選手たちは、ステーシー・ルイス、ミッシェル・ウィ、申智愛(韓国)、大山志保と強豪揃い。だが、宮里に臆するところはまったくない。「来年、この中で戦うことができるのはすごい刺激になるし、楽しみです。みんなに負けたくありません」。来季への強い意気込みを感じさせる、強気の言葉を口にした。
「来年は二十数試合出場する予定です。1勝を目標に掲げて頑張ります」。初戦は、来年2月12日(金)の開幕戦「SBSオープンatタートルベイ」。年内は地元沖縄に滞在し、開幕まではマネージメント契約を結ぶIMGのアカデミー(米国フロリダ州)で調整を続ける予定。将来を嘱望されてきた若き才能が、ついに世界へ羽ばたく。