◇宮里美香

「（シーズン開幕当初に東日本大震災）自分の中ではすぐにオンとオフを切り替えていたつもりだが、やはり実際には1ヵ月後ぐらいかかったのでは。そういう経験をしたことがないから（ゴルフをしてていいのかなという気持ち）それはもう、起こったときは凄く思った。テレビも凄かった。ちょうど日本にいたので…」

＜＜　下に続く　＞＞

（気持ちが落ち着いてきたのは）「やはり、現地に行ったのが大きかった。8月、全英女子のあとに。

（今季達成できたこと、達成できなかったこと）「目標に掲げた優勝と、世界ランキング10位以内が達成できなかったこと。それが一番大きいが、でもシーズンを通しては凄く安定した成績を残すことができたし、去年に比べ自分のゴルフに自信を持てたし、技術も上がったところもあったと思う。そういった意味ではいいシーズンだった」

（着実に階段を上がってきた感じ）「ほんとに少しかな。（突き抜けるためには）やはりパッティング。あと、3日目、4日目にスコアを伸ばすゴルフ、ヤニみたいなゴルフを来年は目標にしたい。モチベーションだと思う。ヤニのを見ていたら、1日、2日目は静かで、3日目にいきなり来て、それで4日目には必ず優勝争いをしている。私にはまだそれがないので。どんな風にモチベーションを上げていくかということを、来季はやりたい。

（昨年の）日本女子オープンで独走状態に入って、『自分もできる』と正直思ったが、やはりなかなかここのツアーではうまくいかない。難しいなとあらためて感じた。（日本と米ツアーの違いは何か。設定か）設定もそうだけれど、ひとりひとりのモチベーションが違うんじゃないかと思う。技術はたいして違わないと、私は思う。しいてあげればグリーン周り（での技術）くらい。

（オフのプランは）地元に帰ってゆっくりしたい。（6連戦が）きつかった。メキシコが特にきつかった。来年どれくらい試合が増えるかにもよるが、どれくらい休むかを考えたい。

（今季の出来は）5～6割かな。あっというまに1年が終わるから。シーズンいよいよ始まるな、と思ったらもう終わっている。特に9月、10月が早く感じた。来季は今年達成できなかったことを達成したい気持ちは凄く強いが、もう少し自分のプレーを貫きたいというのもある。みなさんにもっともっといいプレーを見せたいという気持ちも今はもっと強くなった」。