渋野日向子 快挙達成の現場で見せた20歳の等身大の姿
2019年 AIG全英女子オープン
期間:08/01〜08/04 場所:ウォーバーンGC(イングランド)
渋野日向子が帰国会見 200人が出迎え TVカメラは26台
海外メジャー「AIG全英女子オープン」で日本勢として42年ぶり2人目のメジャー制覇を遂げた渋野日向子が、6日帰国し羽田空港で記者会見を行った。午後3時に到着すると、ゲートでは報道関係者とファン合わせて200人以上が出迎え、「想像以上だったのでびっくりした」と驚きを隠せない様子だった。
会見場には54社、141人の取材陣、26台のTVカメラが渋野を取り囲み、さすがの“スマイルシンデレラ”も顔をひきつらせ、「緊張していて何をしゃべっていいか分からない…(笑)」とたじたじだったが、記者からの「お帰りなさい」との声に「帰りましたー!」と元気に答えると、すぐにいつもの笑顔に戻った。
<< 下に続く >>
帰りの機内では「寝て、ご飯食べて、(また)寝て、フルーツ食べて」とリラックスして過ごした。航空会社からサプライズでケーキのプレゼントがあったといい、「すごくおいしかった」と笑った。1000件弱届いているという祝福メッセージはまだ返しきれていない。
「ごはんがおいしい」という理由で日本が大好きだと言い、「イギリスについた時から日本に帰りたいと思っていたので、ほっとしている。外国人のギャラリーも盛り上げてくれて嬉しかったけど、やっぱり日本がいいなと思った」と安どの表情を浮かべる。イングランドで得たことを問われると「笑顔は(万国)共通なんだなということ。笑顔で努力していれば結果につながるんだと思った」と答えた。
改めて東京オリンピックへの意欲も語った。「なんで出たいかというと、北京オリンピックで女子ソフトボールが優勝したのをずっと見ていて、オリンピックで優勝すると日本が元気になるので出たいと思っていた」。そのために「まだ出るか決めていないけど、出て結果を出せばオリンピックに近づくので出た方がいいのかなと思っている」と海外メジャー参戦も視野に入れる。
子どもたちの手本になるようなプレーがしたいという。「ジュニアの子が応援に来てくれて、私みたいになりたいと言ってくれて、その子たちのためにも頑張りたい」。自身も子どものころ宮里藍さんに憧れを抱いた世代。「宮里藍さんのようにゴルフ界を引っ張っていけるような存在になりたい」と目を輝かせた。