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<韓国版武勇伝! ホ・インヘの破天荒ぶり>

ゴルフも私生活もハチャメチャで、だからそこが面白い。登録名はI.H.ホ。本名ホ・インへ。「TOSHIN GOLF TOURNAMENT IN Central」で史上最多アンダー記録の通算28アンダーでツアー初優勝を飾った翌週の「日本オープン」は、2日目の朝に、相変わらず練習もせずに、仲間と世間話に興じていた。

当初はこの日本一決定戦には出場権がなくて、このたびの初Vでやにわに得た出番。空いた1週間に予定していた里帰りもキャンセルすればいいものを、どうしても外せない約束があったとかで日曜の夜に韓国に帰ったのが失敗だった。

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折しも台風19号の襲来に、トンボ帰りも出来ず、その週来日したアダム・スコットじゃないけれど、飛行機が飛ばずに成田空港に着いたのは、ようやく水曜日の朝。慌てて午後からコースに来たはいいけれど、あいにくの大雨で、練習ラウンドはアウトの9ホールで断念。インコースはまったくぶっつけ本番なのに、よりによってこの大舞台でもまた、ヤーデージブックを持って行かなかったのだ。「いや、後半はドッグレッグが多くて大変でした」とため息をつくのも当然である。

スコットが初日にさっそく607ヤードの18番で2オンに成功した話題となり、「お前だってあそこは乗せられるだろう?」と他のプロ仲間に言われて苦笑いで「はい。でも昨日は突き抜けちゃって右の林」。右にドッグレッグしたこのパー5はしかし、初日は“未知の世界”でどのへんに打てば最短ルートか見当もつかずに、その前の17番もやはり右のドッグレッグでティショットは林の中へ。そんなこんなでせっかく得た出場権もあっさりと予選落ちをしてしまったけれど、ケロリとして帰っていった。

プレーは常に勘頼み。コースでは唯一無二の相棒となるキャディも、楽しくおしゃべりしながら回れれば誰でもよく、母国ツアーでは4日間とも9ホールごとにとっかえひっかえ、友人にバッグを担がせたという逸話も残っている。

プライベートも武勇伝には事欠かない。貿易会社の社長をつとめていたお父さんはもう引退してご隠居生活のようだが、それでも相当の富豪には違いなく、その息子はランボルギーニでコースに乗り付け、近くのコンビニでカード払い。現金は持ち歩かない主義だそうで、大会ごとに現金払いのエントリーフィーさえよく忘れてきて、「一体、あの子には、いくら貸しがあるかしら」とはマネージャーの弁。お金持ちの感覚は、庶民にはどうも分からない。

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