ポールターが松山英樹に過激すぎる? 教育的指導
<お祝いはオムツ3年分? 谷口徹の美しき師弟愛>
2014/05/12 05:31
良い意味でも悪い意味でも、今年は春から大いに波瀾万丈なのが松村道央。初戦の「インドネシアPGA選手権」で通算4勝目を飾って、日本ツアーの面目躍如と思ったら、次は国内開幕戦の東建ホームメイトカップでなんと、初日にスコアカードの自著漏れで失格!
そして、連覇を狙った中日クラウンズでは、初日に石川遼の最少スコアに迫る「60」で単独首位に。結局、19位タイに終わったものの、毎週なにかしらの“事件”を起こして驚かせてくれるのだ。
<< 下に続く >>
そして騒動のたびにご意見番として登場するのがもちろん、この人。まずは、弟子へのボヤキから始まる。谷口徹には、どうしても解せないことがある。「道央はなぜ、インタビューで師匠のことを語らないのか?」。オフの合宿でも、普段の連戦中も、あんなに目をかけてやっているのに。
たとえば、名古屋では弟子に高級寿司をふるまった。しかし、初日「60」を出した会見ではそれに対する感謝の言葉は一切なし。翌日の新聞報道にも自分のことは、いっさい触れられていない。
「なぜか」と本人を問い詰めると、「聞かれなかったから」と松村からすげない答えが返ってきて谷口は二度がっかり。
今年の弟子は、一回り体が大きくなったと評判だが、それは師匠が日頃から、肉体管理の大切さを解き、そしてなにより栄養たっぷりの食事をご馳走しているから。「道央のあの上質な筋肉は俺のおかげですよ」。それなのに…。ちっとも感謝の素振りのない弟子に失望した師匠は皮肉たっぷりにこう切り出した。
「道央はそろそろ卒業するらしいですよ。大島さんみたいに」と、大人気アイドルグループを引き合いに、また8月に松村の夫人の出産が控えていることに触れて「お祝いに、オムツ3年分送ってやろうかな。部屋に入りきらんで困るやろな~」と、わざと憎たらしそうに言ったのは、もちろんどれもこれもまったくの冗談で、46歳になってもまだまだトップを張るベテランにはプロたるもの、コース以外でもエンターテナーであるべきというこだわりがある。
プロでやるからにはただ賞金を稼ぐだけではなくて、活字になってなんぼだ。ときどき弟子にも「もうちょっと気の利いたこと言わないと、メディアにも取り上げてもらえないぞ」と、ちくりと忠告することも。報道陣の中にも、今日は谷口選手から、いったいどんなコメントが飛び出すかと楽しみにしているムキもあり、注目を集め続ける。歯に衣着せぬコメントで好き勝手にこき下ろしながらも実は、弟子にもスポットが当たるように考えて喋っているのではないか、とはうがちすぎだろうか。嗚呼これも、ひとつの美しき師弟愛!?