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プレーヤーズラウンジ

<プライドを捨てて芹澤信雄が手にした長尺パター>

2013/07/22 11:01


男子プロの試合を初めて現地で見る人が必ずびっくりするのは、その圧倒的な飛距離だろう。しかし、昔から“ドライバー・イズ・ショー”“パット・イズ・マネー”とはよく言ったもので、どんなに遠くへ飛ばしても、パッティングが決まらなければ、賞金は稼げない。それが証拠に、部門別ランキングでパット部門の上位に入っている選手は、概ね賞金ランキングでも上位に入っているものだ。

かつて芹澤信雄は、ジャンボ尾崎をして「3メートル以内なら世界一」と言わしめた選手だ。バーディパットであろうが、パーパットであろうが、入れごろを事も無げにあっさり入れる芹澤に、ゴルフ雑誌からパットのレッスン取材が殺到したことがあった。

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「自分では何も考えないで、ただ打ってただけなんですけど、取材となると、どう打っているのか、考えて答えなければならないでしょ。パットは考えちゃダメです」と本人も言ったとおりに、パッティング技術のことを考えるようになった芹澤からパットの冴えが徐々に失われていった。

最後の拠りどころは、お定まりの長尺パター。しかし、なかなか踏ん切りがつかない。

「長尺パターに変えるのは、もの凄く勇気が必要でしたよ。だって、あれ使うってことは、自分はパターが下手だと公表しているようなものでしょ。ジャンボさんに『世界一』と言われたプライドが許さなかったんですよ」。しかし背に腹は代えられず、ついにシニア入りを目前にしたシーズンに使い始めた。

「パットが打てなくなって、もうこれではダメだと思ってプライドは捨てました」とついに長尺パターに手を出したのはいいのだが、周囲の評判が芳しくない。

「皆に言われましたよ。『芹澤、それオメエには似合わない』って。自分でも似合わないって思いました。で、1年間使って、シニア入りを機会に、元の短いパターに戻しました」と普通のパターを手にした芹澤は、あることに関しては頑固に徹する決心した。

それは、どんな場面でも必ずカップをオーバーして打つことだ。その頑固さが実を結んだのが、シニア入り8戦目の富士フイルムシニアだった。

「初日の1番で10メートルぐらいの上りを強めに打って1メートルオーバー。返しの下りも同じぐらいオーバーして4バット。青木(功)さんに『オメー、何やってるんだ』って言われちゃいましたよ。それから4番でも3メートルから3パット。4ホールでパット数だけで11ですよ。でも終わったらパープレーなんです。2日目に66が出て、最終日は68で優勝できました。その3日間、1回もショートしていないんです」

芹澤は、この優勝で「一皮むけた」と思ったそうだ。しかし、パットは水もの。「また元に戻っちゃいました」とそれから丸2年間、優勝から遠ざかっている。

「だけどね」と芹澤は言う。「頑固に守り通すのは大事だと思うんです。強めに打とうと決めたのに、オーバーが怖くなって、途中で距離合わせに変えるのが一番よくないですね。やると決めたら、それを1日やり通す。アプローチもそうですよ。グリーンまわりからチップインを狙うと決めたら必ずオーバー目に打つ。OKに寄せようなんて考えるとプレッシャーがかかりますからね」

パットもアプローチも、距離を合わせようとすると、弱々しいタッチになりがちだ。しっかり打つことだけに集中すれば、芯でヒットする確率も高くなって、結果もついて来ると芹澤は言う。みなさんも、次回のラウンドで、ぜひお試しあれ。

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