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<不惑の戦士、横尾要はなぜ……?!>

ずっと、不思議に思っていた。40歳になったころから、横尾要はプレー中に手袋をしない。帽子も被らない。どうしてだろう?

「面倒臭いからですよ」と即答した。「ショットでつけたり、パットで外したり…」。そもそも本来はショットの際もグローブをつけずにプレーをしても、本人には何の支障もなかったという。

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「だから本当はずっと前から外してプレーがしたかった」。それでもこれまでは我慢をしてプレーをしていたのには、やむにやまれぬ大人の事情があったから。「メーカーとの契約がありまして」。つまり広告塔としての役割を求められるプロには、契約メーカーとの約束事があって、ラウンド中は必ず手袋を身につけるといったルールが細々と決められており、それを破るわけにはいかなかったのである。

「帽子もそうです」。メーカーのロゴが入ったキャップやバイザーの着用もそのひとつであったが、実はこれも横尾には苦痛だった。日よけのつばの部分が、煩わしくて仕方ない。「視野が狭くなる感じがして。目の前が暗くなるような気がして嫌だった」という。

それら諸々も、長いこと世話になってきたクラブ契約の終了を機に、いっぺんに晴れた。ウェアメーカーや契約スポンサーとも良い話し合いが出来たそうで「帽子は被らない、グローブもつけなくていい。その代わりにポロシャツの袖の部分に刺繍やロゴを入れることで、了解してもらうことが出来ました」と今年から、ひどい雨の日以外はほとんど、素手に無帽で過ごすことにしたのだそうだ。

身長176センチに端正な顔立ちで、デビュー当時から女性ファンが多かった横尾も、女優のかとうれいこさんと結婚して一児の父となり、今年はとうとう40歳を迎えた。先のマイナビABCチャンピオンシップでは今季自己ベストの3位タイでようやく賞金シードも確定させてほっと一息。

「次は優勝? 僕はないですよ」と自ら6年ぶりのツアー通算6勝目もあっさりと打ち消すが、アラフォー世代が全盛期のいま、横尾も負けてはいられない。「ないですよ。ないつもりでやってあったらラッキー」なんて、棚ぼたみたいなV6ではなくて、むしろ周囲を脱帽させるくらいの劇的復活Vで、いよいよ終盤戦を沸かせて欲しいものである。

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