遼は8位、賞金王への望みを繋いで最終戦へ!
2010年 カシオワールドオープンゴルフトーナメント
期間:11/25〜11/28 場所:Kochi黒潮カントリークラブ(高知)
<進化し続ける19歳、石川遼のこだわりとは>
スイングも、髪型も、すべてにおいて進化し続ける19歳。大胆にも賞金レースの真っ只中に、スイング改造に踏み切った石川遼が、今度はヘアスタイルを大幅にチェンジした。
先々週の日曜日に、専属のスタイリストのアドバイスでパーマをかけた。左右非対称の長髪はそのままに、ワイルドにウェーブがかかった個性的なスタイルは先週のカシオワールドオープンの開催地でもあった高知県を舞台に、繰り広げられる大河ドラマ「竜馬伝」で、福山雅治さん演じる坂本龍馬を彷彿とさせると、大いに話題になったものだ。今夏以来のイメージチェンジ。ゴルフの快進撃とは裏腹に、ここ最近は髪型が決まらないことが、本人にはちょっぴりストレスになっていたようだ。
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あれは、ダンロップフェニックスでのこと。今年は、10月のコカ・コーラ東海クラシックと同大会の練習日に、来年のツアー年鑑用の写真撮影が行われたのだが当初、石川は両会場で顔写真を撮る、と申し出ていた。2パターン撮って、より写りが良い方を採用したいと考えていたようなのだが、2回目は直前で急遽キャンセル。その理由が、ほかでもない髪型だったのだ。カメラマンに直接伝えたという。「いまは髪がぺったんこでカッコ悪いから、今回はやめときます」。
兼ねてより、プレー中にサンバイザーを被ると押さえつけられて、ますます髪が寝てしまうことを気にしていたようで、「自分でも頑張ってワックスで整えたりしてたんですけど、夕方にはどうしてもぺったんこになっちゃってて・・・」。テレビ中継で、自分の姿を見て愕然としたようだ。
コーチで父の勝美さんには、再三長髪を注意されながら、10年は経つという。今回も勝美さんはスタイリストさんに「ばっさりと切っちゃってください」と、注文を出していたそうだが、そこは断固として対抗した。その昔、勝美さんに「髪とゴルフ、どっちが大切なんだ」と問い詰められて、「それはちょっと答えられなかった」という息子の強烈なこだわりに、今では勝美さんも、何も言わなくなったという。「昔なら今回も、“もう一回切って来い”と凄く怒られたと思いますが・・・。これで、いつどこでテレビに映っても大丈夫」と、お父さんの反対を押し切った今回のヘアスタイルにもご満悦だった。
15歳での史上最年少V以来、常に斬新な髪型やウェアでファンを沸かせてきた石川はこれからもゴルフで、ファッションで、最先端を走り続ける。