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プレーヤーズラウンジ

<子供の年中行事に参加出来ない切なさ・・・プロゴルファーも世のサラリーマンと変わらぬ悩みが>

世の働き盛りのお父さんたちの共通の悩みは、愛しの我が子の年中行事になかなか参加出来ないこと。プロゴルファーは、時期によっては数週間も家を空けることもあり、その苦悩はサラリーマン以上かもしれない。

今年、悲願のツアー1勝をあげた野仲茂は「たまに家に帰ると子供たちは、同級生にこんな妙な自慢をすると言うんです」と苦笑いで打ち明けた。「“今日、お父さんがうちに帰ってきてくれたんだ”と・・・」。嗚呼、切ない。

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目下、賞金レースを争う藤田寛之も言っていた。小1の長男・大稀(ひろき)くんは、折りに触れてお母さんに訴える。「どうして僕のお父さんは、ちっとも僕と一緒に遊んでくれないの?」。子供の教育はしっかりものの妻・優合子さんに完全に任せているとはいえ、そんな言葉を聞けばやっぱり気になる。41歳。アラフォーの星は、たまのオープンウィークも海外遠征ですっかりつぶれてしまうがそれでも帰国後に、その足で家族旅行に出かけたり、疲れた体にムチ打って、その穴埋めに懸命だ。

そのうち、子供にも相手にされなくなってしまうのではないか、という不安・・・。それもやっぱり世のお父さんたちと同じなのだ。それが的中してしまったプロがいた。37歳の増田伸洋だ。先月のこと。

10月23日は小1の長男・康輔くんの運動会があった。しかし、その週はちょうど、用具契約を結ぶブリヂストンの主催試合があった。ホストプロとしてはなおさら、空けるわけにはいかない。しかも、その前日の大会2日目は4位タイと優勝争いに加わって、「パパは大事な仕事があるからゴメンね」と、平謝りで家を出てきたものだ。

そのかわり、運動会の翌日の大会最終日には、息子に会場に応援に来てもらいたい、と思うのは、あまりにも勝手なお願いだろうか!?どれほど遠隔地への連戦が続いても、出来るだけ日曜日は子供の顔を見にいったん、千葉の自宅に帰るという子煩悩は、気にして言った。「もしかしたら、息子はオヤジではなくて、日曜日は野球の練習を取るかも・・・・・・」。

果たして、家に帰ると父親の不安をまるで先読みしていたかのように康輔くんは言ったのだ。「俺、日曜日は野球の練習だから。応援には行けないよ」。ガラガラと崩れ去ったほのかな期待・・・。そして迎えた日曜日は張り裂けそうな切なさをこらえ、せめて長女・沙姫ちゃんの応援を背に、頑張った父なのであった。今年も残すところあと4試合。それが終わればお父さんもたっぷり家族サービスが出来る。楽しみに待っててね、康輔くん・・・!!

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