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プレーヤーズラウンジ

<再び石川遼ファンのみなさまへ・・・・・・>

2010/06/06 08:25


近ごろ、思わぬ波紋を広げている。石川遼人気だ。傍若無人な一部のファンも、18歳のプレーを1打でも撮りこぼすまいと、どこまでも追いかけていく報道陣も、これまでは“被害”があっても、石川の組内だけで、どうにかとどまっていた。しかし、最近では前後の組にまで、実害が及びはじめている。石川目当ての長い列が1ホールでは収まりきれず、その前後にまで伸びてしまうのは仕方ないとしても、問題はそのはみ出した方々の観戦マナーや撮影方法だ。

より良い観戦場所を求め、前のホールに先回りした人たちが、前の組のプレーもお構いなしに走り出す。もしくは、撮影場所を確保しようとして、カメラクルーがせわしなく動く。そのたびに、前の組の選手は仕切り直しをする。当然のことながら、集中できない。スコアにも、影響が及び始める。そのうち、怒りが爆発する。悪循環だ。そのくらいで、イライラする選手のほうが悪い、という方もいるのだろうか。修業が足りない、と。

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だが、それは違う。たとえば、あなた主催の演奏会を開いたとしよう。しかし、前列の客がまったく演奏を聴かず、勝手なお喋りを始めたとしたらどうか。もしくは映画を観に行って、後ろの客が無遠慮にせんべいをかじり始めたら、どう思うか。聴く気がないならば、または静かに観るというマナーが守れないならば、この場から出て行って欲しいと思うのが人間だろう。誰も、文句を言う側に「あなたには忍耐が足りない」とは思わない。それと同じではないだろうか。

選手たちが、怒りを抑えきれなかったにはもうひとつある。それは、もっと以前から再三にわたって選手たちが、自らお願いしてきたことだったから。マナーを呼びかけるビデオの作成も然り。報道陣のみなさんに集まっていただいて、勉強会を開いたのもそうだし、もしくはスタッフが毎回のように、ラウンド中に注意を促して歩いているのもそうだ。

だが翌週になれば、トーナメントは別の場所に移り、ギャラリーはもちろん、報道陣の顔ぶれも変わるし、中にはあまりゴルフを知らない、という方もおられるだろう。選手たちも、分からず屋ではない。それを十分に考慮して、我慢している選手も大勢いる。「僕は、遼クンみたいに人気がないからしょうがない」と謙虚に言って、「むしろ、こんな大勢の前でプレー出来るなんて幸せ」と考えるようにして、耐えている。同時に、「遼クン以外の選手のことは、みんなどうでもいいんだろうなあ」と、冗談交じりに言いながら、内心は深く傷ついている。そんな現状を知って欲しい。そして、誰よりそんな状況に傷ついているのは、“遼クン”自身だということを、分かって欲しい。

もはや国民的アイドルは、あまりの人気に混乱やけが人が出ないように、ラウンド中の統制や暗黙のルールが不可欠になった。そのために、もっとそばでその姿を見届けたいファンのみなさんには不満もおありだろうが、そうもいかない状況になっている。スタッフの厳しい制止に、不快な思いをされることもあるかもしれないが一部、暴走しがちなファンから秩序を守るためには、スタッフも心を鬼にしなければいけないこともある。

“遼クン”は、逃げたりしない。コースに来ていただければいつだって、18歳は堂々とそこにいる。そんなに慌てて先回りしなくても、奇跡のプレーをみなさんに、存分に披露してくれるはずだ。出来るだけ大勢が気持ち良く過ごせるように、いつもあなたが家族や友人にしているように“遼クン”にも、そしてそれを取り巻く他の選手たちにも、ほんの少し思いやりを持って接していただければ有り難い。ゴルフは競技だが、たった一人では成り立たないというのは他の団体スポーツと何ら変わりない。“遼クン”だって、けっしてひとりでプレーをしているわけではないのだ。

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