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プレーヤーズラウンジ

何度も繰り返すようですが、18歳の賞金王は本当にスゴイんです

先日の情報番組で、北野たけしさんが言っていた。「前に対談したことがあったんだけど、俺、言ってやったんだ。『君はその年で、出来過ぎだぞ』って」。北野さんが、誰のことに対して評価した言葉だったのか。お察しのとおりだ。石川遼のことである。“世界の北野”までもうならせる18歳って・・・・・・。もはや、その存在感は、ゴルフ界の枠を越えているといってもいい。

ひとまず今年は大学進学を見送って、ゴルフに専念することを決めた石川だが、そのことで視野が狭くなってしまう可能性も懸念した父・勝美さんが「一流の方と接する機会を増やしたい」と、今月から石川の冠番組がスタートしたり、ちかごろ社会勉強にもとみに積極的だ。石川にとっては、毎週のトーナメントは絶好の場。特に本戦前日の水曜日に行われるプロアマ戦は、石川にとってはひょっとしたら大学の講義よりも中身が濃いのかも!?

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スポンサーの重役クラスばかりが一堂に会すプロアマ戦は、まさに社会の縮図である。しかもその間に交わされる会話は18歳にとっては、どれも身になることばかりだ。「政治や経済の話とか、世界情勢など、大先輩のみなさんが真剣に話しておられるのをお聞き出来るのは貴重な体験。いつかは、僕もその会話の中に入れるようにしたい」と、これまたなんとも出来た発言で、アマチュアのみなさんを喜ばせてしまうのだ。

さらに感心なのは、石川がプロアマ戦について「一人のプロとして、大事な仕事のひとつ」と捉えていることだ。残念なことだが、プロの中にはプロアマ戦への参加を「面倒だ」と考えているムキもいることは確かだ。ツアートーナメントは、スポンサーによって支えられている。その感謝の気持ちを示す場所として、設けられているのがプロアマ戦なのだが、開幕直前の“練習ラウンド”と割り切っている選手もいる。

しかし石川は首を振る。「僕はプロアマ戦を練習の日とは思っていません。プロアマ戦と、トーナメントはまったく別物。アマチュアの方は、僕らにとって大切なお客さま。みなさんと楽しくコミュニケーションを取ることに必死で、プロアマ戦はとても練習どころじゃないんです」と言うのだからなんともまた・・・・・・。

それでもいざ、本戦ではきっちりと結果を出して、ファンの期待に応えてしまうからスゴイ。こんな18歳、ちょっと見たことない。「出来過ぎだよ・・・・・・」。改めて、たけしさんのなかば呆れ声が聞こえてきそうである。

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