46歳、鈴木亨の戦いは終わらない QT初参戦へ
ツアープレーヤーたちのささやかな夢<鈴木亨>
先月4日、横浜スタジアムで開催された横浜ベイスターズ対ヤクルト戦で、大先輩と慕う中嶋常幸が「始球式」をつとめた。
「あれを見て、いいなぁ・・・って。僕もやってみたくてたまらなくなったんですよ~!」と、声を弾ませるのは先週の「アコムインターナショナル」で2年ぶり、ツアー通算7勝目をあげた鈴木亨だ。
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鈴木の「夢の舞台」は、中日ドラゴンズの本拠地・名古屋ドーム。鈴木の出身地が名古屋にもほど近い岐阜県ということもあり、本人にとってもゆかりの深い場所なのだが、1998年から千葉県に居を移したこともあって、野球観戦を目的に来場したことはない。
長女・愛里ちゃんにつきあって、元アイドルグループ「スピード」のコンサートで、1回行ったきりだ。それだけに「次回は、中嶋さんのように、ぜひ始球式で訪れてみたいな、なんて・・・(笑)」と、夢も膨らむ。
もちろん、「大役」をつとめるからには、それなりの戦歴も必要と、鈴木は考えている。
「現状では、ピッチャーマウンドに立っても、お客さんに『あれ誰?』って言われちゃうのが関の山だから・・・」
ファンの認知度を高めておくために、今週、地元開催の「コカ・コーラ東海クラシック」か、次週の公式戦「日本オープン」を、視野に入れている。
「そのどちらかを制したら、名古屋での知名度もちょっと上がって、堂々とマウンドに立てるかな、って・・・」。夢実現にむけて、頭の中の筋書きは完璧。あとはそれを、実行に移すばかりだ。
トーナメントで起こったルール裁定の実例
<アコムインターナショナル>
「え!どいていたのと違うの?」
4日目、1番ホール、パー4のモーニングショットで起きた事です。
ティショットをする際、キャディに傘を差させている状態でストロークをしたと競技委員会に入りました。
競技委員は直ぐにプレーヤー、キャディ、同伴競技者、ギャラリーから話を聞き、その事実に間違いがないと判断し、2ぺナルティとした(規則14-2a)。
プレーヤーは運良くこの日のラウンドが悪天候の為キャンセルとなった事でぺナルティも雨と共に流れラッキーでした。
読者の皆さんも雨の日や風の日などのプレーでキャディさんの援助を受けるときは、ストロークをするときはだめですので注意してください。
<カニトップ杯チャレンジトーナメント>
「えっ!2ぺナですか?」
1日目、11番ホール、パー5で競技委員要請がある。事の内容は、チャレンジトーナメントでなければおきない事でした。
チャレンジトーナメントの予選ラウンドは1組4名で行われ、ほとんどのコースは乗用カート使用でキャディさんは共用の1組1名です。
また、帯同キャディが認められていることから、予選ラウンドは帯同キャディとしたプレーヤーは同じ組によせられて毎試合4、5組この様な組がつくられたスタート表となる。
そこで今回起こった事ですが、ある帯同キャディの組は2名ずつ分かれ乗用カートを2台に分乗してプレーすることにしました。
「AB」と「CD」の2台の乗用カートに分乗した組は10番ホールをスタートし、グリーン近くでAのパターが自分のカートに無い事に気づきAのキャディは練習グリーンに忘れたかと思いそのカートでスタート付近に無いか探しに行った。見つからないのでロッカーから予備のパターを持って10番グリーンに向かいました。
その頃、Aのパターがもう1台の同伴者のカートで見つかりプレーを続けて11番ホールのティグラウンドでキャディと合流した時点でAは15本となってしまった。
プレーヤーAはキャディが取りにいったパターを使用しないことを同伴競技者に伝え11番ホール終了後に競技委員に事の一部始終を説明した。
競技委員の裁定は、不使用宣言しても15本持ち歩いたことには変わらないとして11番ホールに2ぺナルティとなる事を伝えそのパターを預かる(規則4-4a)
読者の皆さん、15本でスタートホールへ行きそのうちの一本を不使用宣言してカートの傘入れ等に入れてスタートしたプレーヤーはペナルティとされます。ご参考に(裁定集4-4 c/1)