2024/11/21クラブ試打 三者三様
近藤智弘対S.K.ホ、死闘を制したのは経験の差か!?
2004/07/04
国内男子
昨年、初日2位発進した初出場のメジャー戦『全英オープン』。無名の韓国選手の活躍に、各国のメデ ィアが殺到した。記者会見を要請されたときホ自身が選んだのは、日本ゴルフツアー機構の広報委員を介して『日本語から英語』へ通訳する方法だった。
日本に来て今年で4年目。来日当初は、ほとんど話せなかった日本語も、いまでは母国語より上手に操 れるほどだ。より早く日本ツアーに慣れるべく、練習ラウンドやプライベートであえて母国の選手とは行動を別にし て、懸命に勉強を重ねたたまものだった。
<< 下に続く >>
このツアープレーヤーNO.1決定戦で頂点に輝いた優勝インタビューでも、もちろん日本語。
インタビュアーからの質問も、微妙なニュアンスをきっちりと理解して、丁寧に返す。もちろん、スポンサーやコース関係者、真夏日の中、最後まで見守ってくれたギャラリーや、影から支 えてくださった延べ1000人ものボランティアのみなさんへ、お礼の言葉も忘れない。
「みなさん、ほんとうにほんとうに、ありがとうございました!」。日本で戦うほとんどの外国人プレーヤーが通訳をつける中、ホの心のこもったスピーチが人々の心を打 った。いつまでも鳴り止まない拍手にホは、何度も何度も帽子を取って頭を下げ続けた。