<あの星野英正が育メン・・・?! クールガイからは想像もつかないデレデレぶりとは>
ツアープレーヤーたちの優越感<伊沢利光>
ブルン、ブルン、ブルブルブルブル・・・。
夕暮れ間近の、東児が丘マリンヒルズゴルフクラブ。先週のマンシングウェアオープンKSBカップ会場のクラブハウス前に、突如あらわれたスーパーカーはランボルギーニ。ブラックメタリックのドアが空に向かって跳ね上がり、中から颯爽と降りてきたのは、伊沢利光だった。
賞金王に輝いた昨年末、「自分へのご褒美」とさっそく注文をかけた約3200万円相当といわれる高級車は、それから約半年後の前週末土曜日に、ようやく伊沢のもとに届けられたのだ。
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悪いんだけど俺のバッグ、一緒に積んでいってくれないかなあ・・・?
無類の車好きの伊沢。早く乗ってみたくて矢もたまらず、さっそく翌週、自宅のある福岡県飯塚市から会場へ、その車に乗って遠征することに決めたものの、さて、困ったのは、走り重視の構造で荷物のスペースがほとんどなく、プロ仕様のキャディバッグがどう頑張っても積み込めないことだった。
悩みに悩んだあげく伊沢は、おもむろに同郷のツアープレーヤー野上貴夫に電話をかけた。「たかぼう(野上の愛称)!! 悪いんだけど俺のバッグ、一緒に積んでいってくれないかなあ・・・?」。かくして、新車での福岡→岡山間の初ドライブが実現したのだった。
水曜日のプロアマ戦も終わり、練習もすませて帰る間際。「しっかり、エンジン温めとかないとね」と玄関前で得意げにアイドリングを始めた伊沢のもとに、次々と見物人が集まってきた。
そこから100ヤード以上も先のパッティンググリーンで球を転がしていた近藤智弘や星野英正らは、「誰かと思ったら・・・!! こっちまでエンジン音が聞こえてましたよ~」と興味津々でやってくるなり、「すっげえ~!!かっこいい!」と歓声をあげながら、携帯カメラでその優雅な車体を、写真におさめていた。
おなじく、車好きで知られる横田真一も、しばらくジ~っと、物欲しげにそのボディを眺め渡してから、ポツリ。「伊沢さん、どうかお願いします・・・」。伊沢を助手席に、恐る恐るハンドルを握って駐車場一周の試乗会に挑戦。夢のスーパーカーを、しばし堪能したのだった。
その週、伊沢のランボルギーニは、岡山市内のあちこちで目撃された。うなるエンジン音には誰もが振り返らずにいられない。「道行く人の視線が、僕の車に集まっているのを感じるんです。それが、最高に気持ちよくって!!」と、満面エビス顔。
トーナメントで起こったルール裁定の実例
<マンシングウェアオープンKSBカップ>
「取り替えてもいいですか?」
3日目、11番ホール(パー4)のセカンド地点で競技委員が要請される。プレーヤーの主張は、セカンド地点でストロークをしたところ使用した7番ウッドのシャフトが折れてしまい競技運営のスタッフにロッカーにある予備を持ってきてもらう事が出来るかの質問であった。
立ち会った競技委員は、規則4-3a「通常のプレー中に受けた損傷」により取り替えを認めると同時にプレーを止めてはいけない旨伝える。
読者の皆さん、ここで注意しなければならないことはミスショットをして叩きつけたり、杖代わりにして損傷しても取り替えは出来ません。
また、通常のプレー中に受けた損傷として取り替えが認められても、補充にあたり不当の遅延にならないよう注意が必要です。