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ジャパンゴルフツアーで奮闘する外国人プレーヤーたち<S.K.ホ(韓国)、ジーブ・ミルカ・シン(インド)>

韓国出身のS.K.ホが、先週の日本プロゴルフ選手権で念願の大会初優勝をあげ、ツアー通算2勝目をマークしました。

日本ツアーでの本格デビューを果たした2002年は日本語もほとんど話せず、報道陣からの質問にもただ不安げに首をかしげるばかりだったのに、今回の優勝インタビューでは微妙なニュアンスもきっちりと理解して、言葉を選びながら丁寧に受け答えする姿が、印象的でした。

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ジーブ・ミルカ・シンのお気に入りは「納豆!」

シーズン中は大阪の天王寺を拠点とし、近くの居酒屋に一人でふらりと立ち寄るなど、積極的に日本文化との交流をはかります。トーナメント会場でもとにかく早く日本ツアーに慣れようと、地道な努力を重ねてきました。参戦当初から、あえて母国の選手とは行動を別にして、日本人選手にまじって練習ラウンドや食事などするうちに、自然と言葉を身につけていったのです。

ホのほか、日本ツアーを拠点に戦っている外国人プレーヤーは現在30人ほど。言葉や文化の違いにとまどいつつも、異国の地で懸命に転戦を続けています。今年本格参戦5年目を迎えるインドのジーブ・ミルカ・シンもそのうちのひとり。生活面でもすっかり慣れて、「いまではほとんど好き嫌いもなくなった」という日本食。中でも、特に彼のお気に入りは納豆です。

もっとも、初めてそれを目にしたときは、見た目と、そのあまりの匂いに思わず顔をしかめたそうですが、「日本で生きていくためには、この伝統食も攻略しなければ」と、意を決し、鼻をつまみながらネバネバを飲み込んだところ・・・。「これが意外と美味かったんだよ!」。以来、朝のメニューに欠かさず加えるほど、好物になったのだとか。

そんなミルカ・シンがひとつだけ、国内ではいまだ「コレ」といった味に出会えないメニューがあります。それはほかでもない、インドの代表料理“カレー”です。

どんなに激辛をうたっている店をくぐっても、ミルカ・シンには物足りず、その対策として最近では、必ず唐辛子を持参するようになったとか。

「店の人が心配するくらい、表面が真っ赤になるまで降りかけて、ようやく故郷の味になるんだよ」と、納豆をほおばりながら、“日本のカレーのおいしい食べ方”を解説したミルカ・シン。

彼らの姿から、外国人プレーヤーたちのたくましさの源が垣間見えてきます。

日本ツアーで12年間を過ごし、今年USPGAツアーで優勝を飾ったトッド・ハミルトン。97年の日本オープンチャンピオン、クレイグ・パリー。日本ツアー2勝のK.J.チョイ。・・・これからも彼らに続く日本育ちのインターナショナルプレーヤーたちが、次々と世界へ羽ばたいてゆくことでしょう。

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