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ツアープレーヤーたちのリハビリ<深堀圭一郎>

かねてからのゴルフファンには特に、人気者の不在を寂しがる声は多かった。本人も、出来るだけ早い復帰を望んでいて、今季はシーズンも終盤にさしかかるころに、幾度か「今週にも出場か」との噂が流れたが結局、見送った。数年前に発症した左足付け根の足底筋膜炎が、今季開幕直後に悪化。しかし端正な顔立ちに似合わず、ド根性ゴルフが身上の選手は耐えてプレーを続けてきたが、とうとう9月に音を上げた。「フジサンケイクラシック」の初日スタート前に欠場を決め、そのまま長期の戦線離脱を余儀なくされた。

あらゆる治療に努めたおかげで幸い着実に快方には向かっていたが、怪我をプレー中の公傷とみなす特別保障制度の適用がすでに認められていたこともあり、医師のアドバイスで「やっぱり、きちんと治してから」ということになった。レーザー療法の効果も大きく、まだ多少足を引きずっているものの、12月も半ばを迎えるころにはラウンドもこなせるまでになった。来季への意欲も戻ってきて、今月7日に都内で行われた各部門別ランキングの受賞式の「2009年度ジャパンゴルフツアー表彰式」でも元気な顔を見せ、「今年はみんなに迷惑をかけたので、来年は良い成績で報いたい」。まして、その日は大親友の丸山茂樹が最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」で国内では10年ぶりとなるツアー通算10勝目をあげた翌日だったから、なおさらだった。

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この怪我に完治はないとも言われているそうで、今後の“つきあい方”も含めて「このオフにきちっと方向性を決めて、来季に備えたい」と力を込めた。昨年10月の「マイナビABCチャンピオンシップ」で、最後まで石川遼と争ったのが深堀だった。終盤に首位を譲り、1打差で17歳のプロ転向後の初優勝を許した。今月なかばに大阪市内の百貨店で行われたトークショーでは、「今年の石川遼の活躍は、お前のせいだと各方面から言われています」と、苦笑いで打ち明けたという。

若き賞金レースが注目された一方で、先の丸山をはじめ鈴木亨藤田寛之五十嵐雄二ら、“アラフォー世代”が存在感を示した今年。同年代の41歳として、このまま指をくわえて見ているわけにはいかない。「来年はやりますよ!」。歯を食いしばって球を打つ、あのしぶといゴルフをまた優勝争いの場面で見せて欲しい!! そしてぜひ18歳にリベンジを果たし、またジャパンゴルフツアーを盛り上げていって欲しいものだ。

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