グレッグ・ノーマンの母国でもLIV開催へ（写真は2022年「LIV招待 マイアミ」）

サウジアラビア政府系資本をバックにした新リーグ「LIVゴルフ」は13日、2023年から複数年に渡り、大会のうちの1試合をオーストラリアで開催すると発表した。LIVゴルフのCEOを務めるグレッグ・ノーマンの母国での開催は初めてとなる。2023年は4月21日～23日の日程で、アデレードにあるザ・グレンジ・ゴルフ・クラブで行われる。

ノーマンは「スポーツへの情熱はオーストラリア文化の中核をなしている。LIVゴルフは、世界トップレベルの競技にふさわしいこの国でグローバル・リーグを開催できることを誇りに思う。オーストラリアがこの偉大なスポーツに大きな役割を果たす可能性は大いにあり、リーグのデビュー年にアデレードを紹介できることはこれ以上ない喜びだ」とコメントした。

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アデレードを州都とする南オーストラリア州の首相、ピーター・マリナウスカス氏も「オーストラリア初のLIVゴルフ・トーナメントを開催できることは、南オーストラリア州にとって大きな喜び。私はより多くのメジャーなイベントを南オーストラリア州に誘致することを決意している。LIVゴルフは世界最高のゴルフプレーヤーを招き、わが国がかつて見たことのないようなイベントの開催となる」と述べた。

会場のザ・グレンジ・ゴルフ・クラブは、ノーマンが1976年の「ウエスト・レイクス・クラシック」でプロ初優勝を遂げたコースで、2016、19年には「オーストラリアン女子オープン」が開催された。同クラブの会長、ニコル・ランタネン・レイノルズ氏は「私たちの優れた施設と、世界クラスのゴルフトーナメントを開催する能力が認められた。私たちは、LIVゴルフおよび南アフリカ政府と協力し、素晴らしいイベントを開催することを楽しみにしている」と期待を寄せた。

来季のLIVゴルフは2月から9月にかけて14大会が行われ、日程はメジャー大会などと競合しない予定となっている。