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新リーグ出場選手がPGAツアーを提訴 出場停止処分の撤回求める

サウジアラビア政府系ファンドを背景にした新リーグ「LIVゴルフシリーズ」に参戦中の一部選手が3日までに、主催競技への出場停止処分を下しているPGAツアーを提訴した。フィル・ミケルソンブライソン・デシャンボーら11人がカリフォルニア北部地方裁判所にツアーの独占禁止法違反を訴え、処分撤回を求めた。

ウォールストリートジャーナルが報じたところによると、提訴した選手は他にテーラー・ゴーチハドソン・スワッフォードパット・ペレスジェイソン・コクラックピーター・ユーラインマット・ジョーンズ(オーストラリア)、アブラム・アンセルカルロス・オルティス(ともにメキシコ)、イアン・ポールター(イングランド)。

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いずれの選手たちもツアーメンバーの資格を放棄しておらず、ゴーチ、ジョーンズ、スワッフォードは次週の「フェデックスセントジュード選手権」(テネシー州TPCサウスウィンド)で開幕するプレーオフシリーズへ参戦のため、処分の一時差し止めを要求している。

訴状では「ツアーの違法な戦略は選手にとって有害であり、リブゴルフの立ち上げを脅かすことに寄与した。ツアーは違法な形で独占的な支配力を捻じ曲げている。能力を他者に売る選手たちを否定し、独立した事業主としての権利を行使して競合プロモーターのイベントでプレーする選手に長期の出場停止処分を下すなど制限している」とツアーと一般的な契約関係にない選手の権利を主張した。

7月にはポールターらが罰金と出場停止処分を下した欧州ツアー(DPワールドツアー)を相手取り、非営利の国際仲裁機関が任命した裁判官の審問で“勝訴”。ツアーは再審理までの処分撤回を決めた。「LIVゴルフ」のCEOを務めるグレッグ・ノーマン(オーストラリア)はこれまで、訴訟にかかる費用をリーグが負担する考えを示している。

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