USGAトップのマイク・ワン氏※撮影は2021年(Mike Ehrmann/Getty Images)

◇メジャー第3戦◇全米オープン 事前（15日）◇ザ・カントリークラブ(マサチューセッツ州)◇7264yd（パー70）

全米ゴルフ協会（USGA）のマイク・ワンCEOは15日、サウジアラビアの資金をバックにした「リブゴルフ・インビテーショナルシリーズ」に出場した選手について、主催する「全米オープン」の2023年以降の参加資格を付与しない可能性を示唆した。

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新リーグ団体「リブゴルフ」の選手の“引き抜き”に反発するPGAツアーは今月、参戦プレーヤーのツアー資格を停止させた。一方でUSGAは今月初旬、各選手の今大会の出場権は「今年の初めに明らかにした出場資格を変更するべきではない」と、はく奪しないことを発表。フィル・ミケルソン、ダスティン・ジョンソンら前週英国での新シリーズ初戦に臨んだ選手たちもフィールドから外れていない。

ワン氏は2月に行われたアジアンツアー「サウジインターナショナル」にPGAツアー、欧州ツアーが所属選手の出場を認めた例を挙げ、同大会とLIVゴルフをバックアップするのが同じサウジ系の投資ファンドであることを指摘。各大会のプロモーターを確認した上で選手の出場資格の有無を判断するのは難しいという。

ただし、リブゴルフ参加者の出場を認めたのは、現段階で“本年度であること”を強調し、今後の出場を認めないシナリオがあるかについて問われ、「イエス」と回答。2023年大会以降も出場資格の見直しを「例年と同じように（毎年）検討する」と語った。