リディア・コーが逆転優勝 畑岡奈紗8位
最終日に人が減ったナゾ 観客まばらなサウジで「日本の方に会うなんて」
◇欧州女子◇アラムコ・サウジレディース・インターナショナル 最終日(19日)◇ロイヤルグリーンズG&CC(サウジアラビア)◇6295yd(パー72)
世界ランク1位のリディア・コー(ニュージーランド)やレキシー・トンプソン(米国)が優勝争いを演じた最終日、会場の盛り上がりはちょっと寂しかった。
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賞金総額が男子アジアツアー「PIFサウジインターナショナル」と同額に引き上げられ、なにかとゴルフ事業に力を入れているサウジアラビア。それなのに、ボランティアスタッフや関係者以外の人をあまり見かけない。有名選手がスコアボードの上位を占めたが、なんなら3日目よりギャラリーが少ない…と思っていたら、畑岡奈紗の組から日本語が聞こえてきた。
「トップ10に入りそうなら、最終日も見に来ようと思っていたんです」と、現地に駐在する平岡さん、奥さんが畑岡の組について歩いた。「あまり人がいないでしょう。ここでは金、土が週末休みに当たるので、今日は平日なんです」と、二人も急いで仕事を切り上げてやって来たそうだ。
サウジに駐在して数年になるが、当地でゴルフ観戦ができる機会はこの数年でぐっと増えた。1月の「PIF-」も見に行き、今週も「日本のプロの方を間近で見られるチャンスは、なかなかないので」と金曜から3日間、会場で観戦を楽しんだ。
コースから飛行機で約2時間の首都リヤドまで足を延ばせば、日本からの駐在員も多いという。会場のあるキング・アブドラ・エコノミック・シティは開発途中のため人口自体が少なく、畑岡も「ゴルファー以外で日本の方に会うなんて。わざわざ来てくれてうれしかった」と応援を力に変えた。(キング・アブドラ・エコノミック・シティ/谷口愛純)
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