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「スペシウム光線打てた」ヘッドカバーのご利益も 横田真一がベストスコア

◇国内シニアメジャー◇TSUBURAYA FIELDS HOLDINGS ULTRAMAN CUP 3日目(5日)◇イーグルポイントGC(茨城)◇7102yd(パー72)◇曇り時々雨(観衆537人)

キャリアが30年になるプロゴルファーでさえ、18ホールで100%納得いくショットを打てるのは「だいたい1、2割」だと横田真一は言う。それが「9割くらいは完ぺきなショット」だった一日なら、もちろん好スコアに直結する。10番スタートの“裏街道”から6バーディ、ボギーなしの「66」。36位から通算5アンダー、首位と5打差の6位に急浮上した。

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スタートから3分の1を終えた段階で「なんでこんなに完ぺきなのに、1個しかヘコんで(1アンダー)ねえんだ」と思うほどのショットの出来。9Iでの3打目をピンそば50㎝につけた15番(パー5)をきっかけに、3日間のフィールドベストスコアに繋げた。

今季はトップ10入りがなく、もうひとつ調子が出ない。「きのう、ことしイチくらい練習した」成果と、およそ2カ月前に目にした動画のヒントがマッチした。丸山茂樹がバンカーショットを繰り返す古い映像を眺め、イメージを膨らませていたという。「(丸山は)ヘッドが真っすぐ動いていた。今は“イン・トゥ・イン”が流行っているけれど、どちらかというとタテ、タテ(ストレート)のイメージがすごくわいた」

円谷フィールズホールディングスが新規スポンサーに加わった大会は、“ウルトラマンカップ”の冠がついた。1Wのヘッドカバーには「敬意を表して」キャラクターモデルをチョイス。大会前に茨城県内のゴルフショップで購入したという。「1個だけあった。ゴルフパートナーつくば店、5700円! まあまあ効果があった。昔、ウルトラマンは初代からウルトラマンセブンくらいまでずっと観ていたから」。52歳は放送直前の“砂嵐”のときからテレビにかじりついていた小学生時代が懐かしい。「スペシウム光線がきょうは打てたかな」とニヤリとした。

シニア3年目で初勝利が見える位置。タイトルには“メジャー”のおまけがつくが、今は33位の賞金ランキングが気になる。来季のシード獲得ラインは30位。「優勝どうこうよりも、5位ぐらいに入って稼がないといけない」。視線の高さはまだ控えめだ。(茨城県阿見町/桂川洋一)

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2024年 日本プロゴルフシニア選手権 TSUBURAYA FIELDS HOLDINGS ULTRAMAN CUP



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