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渋野日向子 目標は「1億円」 今の不安は英国の食事?

◇国内女子◇資生堂アネッサレディスオープン 3日目(6日)◇戸塚CC(神奈川県)◇6513yd(パー72)

20歳の渋野日向子が首位と2打差の通算11アンダー2位につけた。前日に続きボギーなしでこの日のベストスコアに並ぶ「66」をマークし、前日の10位から浮上した。5月の「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」に続くツアー通算2勝目を目指して最終日に臨む。

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冷や汗が出た。後半13番(パー5)、左ラフから5Wでの第2打を引っ掛けた。低弾道の球はギャラリー方向へ一直線。「フォア」とお腹から大声をあげた。「(観客の)上を超えて、隣のホール付近にいった」。唯一ともいえるミスショットとなったが、第3打を冷静に乗せて2パットのパーで切り抜けた。動揺を引きずらず、14番(パー3)から3連続バーディを奪った。

初優勝を国内メジャーで飾ったシンデレラガールは、前週「アース・モンダミンカップ」終了後の賞金ランキング5位以内(同3位/約5272万円)の資格で海外メジャー「AIG全英女子オープン」の出場資格を得た。父親からはLINEでコース情報を送ってもらった。英国の食事を自分で調べ、「私、何食べればいいんですか?(笑)美味しくないって…。中華ですかね?」と逆質問する余裕も。コース付近に暮らす親戚宅でとった前夜の夕食を引き合いに、「炊き立てのご飯。やっぱり最高です!」。

両親は陸上競技、自身はかつてソフトボールに打ち込むなどスポーツ一家。16番のバーディパットの距離は「足のサイズで」と笑いを誘い、26.5cmと回答すれば、「2勝目のチャンス?来ちゃいましたね~。頑張るしかないですよね」と明るく言い切る。

「頭の片隅には、優勝の意識がある。でも1番でボギーをたたいても何も思わない。前に勝ったときもそうだった」。04年の宮里藍以来2人目となる日本人本格参戦1年目での「1億円」を明確にターゲットとし、首位イ・ミニョン(韓国)の背中をつかまえにいく。(横浜市旭区/林洋平)

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2019年 資生堂アネッサレディスオープン



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