鈴木愛が大会3連覇を狙う “黄金世代”は前週の渋野に続けるか
2019年 ほけんの窓口レディース
期間:05/17〜05/19 場所:福岡CC和白コース(福岡)
アン・ソンジュが6試合ぶりに復帰も「完走は微妙」
◇国内女子◇ほけんの窓口レディース 事前(16日)◇福岡カンツリー倶楽部和白コース(福岡県)◇6292yd(パー72)
昨季5勝を挙げ賞金女王に輝いたアン・ソンジュ(韓国)が、2位で終えた4月の「ヤマハレディースオープン葛城」以来6試合ぶりに復帰する。同大会を終えた後、韓国で頸椎(けいつい)ヘルニアの内視鏡手術を受けるため帰国していた。
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前日は「怖くて寝られなかった」という3時間にわたる手術は成功に終わったが、術後の痛みが取れず、当初2週後(フジサンケイレディス)を予定していた復帰時期はずれ込んだ。
2週前の「パナソニックオープンレディース」では、出たい気持ちをおさえられず、練習場まで足を運んだが「痛みでクラブを持てない状態だった」という。前週になりようやく「振れるようになってきた」と回復傾向にあるが、それでもフルスイングは5回が限度だった。
大会前日のこの日は、カートに乗ってプロアマ戦をプレーした。「焦って早く戻ってきちゃったかなと感じる部分もある」と表情はさえない。「左手にあんまり力が入らないので、かるく振っているように見えるかもしれないけど、思いっきり振っている」という。飛距離は本来の状態には遠く及ばず、得意としていたアイアンショットもスピンがかかりにくい。「硬い芝だと打つのが怖い」と弱音を吐いた。
万全の状態に戻るにはあと10日は必要とし「あした完走できるかどうかは今の段階だと微妙。予選通過は期待していない。36ホール回り切れたら十分。先も長いし、これからのゴルフ人生もあるので」。永久シード(30勝)まであと2勝。無理は禁物だ。(福岡県福岡市/柴田雄平)