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首位発進のルーキー脇元華 プロ合格までの回り道

◇国内女子◇アクサレディス in MIYAZAKI 初日(29日)◇UMKCC(宮崎県)◇6525yd(パー72)

首位発進を決めたのは、宮崎県出身のツアールーキー脇元華(21)。大会会場のUMKCCは「小学生の時から回っていた。高校生の時は3年間ずっと薄暮でやっていた」という。

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初日はボギーなしの7バーディ「65」。3アンダーで迎えた後半12番で「スコアボードが目に入り、河本(結)さんが6つ獲っている。伸ばさないと」と自らを奮い立たせ、3mのチャンスを決めた。最終18番(パー5)ではピン右奥から10mのバーディパットを沈め、勢いは最後まで滞らなかった。

プロテストに合格したのは昨年。3回目の挑戦だった。「通ったから言えるけど、(2回目は)落ちて良かったなと思います」と振り返る。

18歳での初挑戦は「食中毒による体調管理不足だった」と最終プロテストで予選落ち。2回目の一昨年は2次予選をトップ通過したものの、ファイナルの壁は高く合格に至らなかった。

そのまま国内ツアーの出場権をかけたQT(予選会)に挑むはずが、「エントリーにミスがあった」。台湾のQTに挑戦し、ツアー出場3戦目となった昨年5月の「SAMPOレディースオープン 」で初優勝を飾った。「その自信のまま(日本の)プロテストに合格できた」と“回り道”を無駄にはしなかった。

地元での日本ツアー初勝利に期待は高まるが、「優勝したいというのもあるけど、簡単ではない」と、苦労人の気が早まることはない。最終組でプレーする2日目に向け「無駄な、もったいないゴルフをしないように一打一打大切に打っていきたい」と強調した。(宮崎県宮崎市/石井操)

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