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激痛に耐えた上田桃子 ツアー14勝目「骨が折れているかと」

◇国内女子◇Tポイント×ENEOS ゴルフトーナメント 最終日(24日)◇茨木国際GC(大阪)◇6219yd(パー71)

右手中指に走った激痛にも耐えた。上田桃子は5バーディ、3ボギーの「69」でプレー。通算6アンダーで2017年10月の「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」以来となる2季ぶりのツアー通算14勝目を逆転で決めた。

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「骨が折れているかと思ったぐらいの初めての痛み。痛くて起きて毒か何かに刺されたかなというくらい痛かった。プレーできたのもまさかでしたが、本当にまさかまさかの連続でした」

最終日前日の就寝中に原因不明の痛みを感じて、思わず飛び起きた。「朝起きても痛かったので、きょうは無理かなと思った」。朝食とトレーニングの時間を治療にあて、痛み止めも服用。スタート前の練習ではドライバーは4球、ウェッジも10球以内におさえた。

万全から程遠い状態でも後半14番(パー3)では7Iで左横6mにつけてバーディを奪った。「パッティングでも痛みはあったが、手が痛いことは忘れようと思った。下半身の使い方に意識をもっていった」。フェアウェイキープ率は79%、パーオン率も72%とショットが安定した。

「今年は心技体がまず目標。勝てたから言うわけじゃないが、優勝は迎えにいかない。必ず来ると思って焦らずにやる。何勝というより心技体が整ったときにどれだけ結果が出るか」と32歳はすぐに気持ちを落ち着かせた。(大阪府茨木市/玉木充)

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