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最終戦で唯一の40代 大山志保の失せない闘志

◇国内女子メジャー第4戦◇LPGAツアー選手権リコーカップ 事前(21日)◇宮崎CC(宮崎県)◇6471yd(パー72)

今季の優勝者や賞金ランキング25位以内までが出場できるシーズン最終戦。8人が初出場するフレッシュな顔ぶれがそろう中、唯一の40代である大山志保が2年ぶり11回目の舞台に臨む。

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宮崎県での地元大会を前に、41歳は「ここに戻って来られたことは何より嬉しい」と笑い、険しい道のりを振り返った。昨年9月から頸椎椎間板ヘルニアによる離脱を強いられ、今年5月にようやくツアー復帰。「その後も厳しくて」と痛みと戦いながらのプレーが続いたが、「私は気持ちの選手。あのときは、本当に気持ちだけだった」という6月「ヨネックスレディスゴルフトーナメント」で復活優勝し、最終戦の出場権をつかんだ。

現在は首や背中の痛みはほとんどないが、2週間前に左手を痛めたという。「(痛みで)グリップを変えたりして感覚が変わった。それで先週もしっくりこなかったけど、やっと、きょう(のプロアマ戦で)だいぶ感じをつかんだ」。故障への悩みは尽きないが、開幕に向けて何とか状態を整えてきた。

ツアーは若手の台頭が著しく、来季賞金シード50人の平均年齢はツアー最年少(記録が残る2001年以降)の26.4歳だった。「私が平均年齢を大きく上げている」と苦笑いする大山だが、「ベテランのプライドとかはあんまりないんです。一緒の組になった選手のスイングのイメージを真似することが多い。若い選手と回っても、自分にとって勉強になることが多くあるんです」と柔軟だ。

40歳を過ぎたいま、賞金女王に輝いた2006年より前に、自身に課したゴルフの目標が支えになっている。「数字ではなく、概念的なこと。それをクリアしたことはないし、その目標があるから、ずーっとモチベーションを失わずにいられるんだと思う。優勝を目指せなくなったら厳しいけど、50代でも勝ちたいと思うんですよね」。

今大会では、長年のエースキャディであるデイナ・ドリュー氏と今季初めて組む。ケガで自身のツアー出場が不透明だった昨年から、大山はドリュー氏に米国ツアーを主戦場にする畑岡奈紗とのタッグを勧めた。米ツアーが閉幕し、前日に日本に到着したばかりの相棒は「久しぶりに組んだけど、違和感はまったくなかった。いつも背中を押してくれる存在」とやっぱり頼もしい。

「ゴルフの調子がすごく良いわけではない。ただ、40代でも出来るというところをね。あとは、最近(代名詞の)ガッツポーズが出てない。地元を盛り上げないと」。41歳には、ファンに見せたい姿がある。(宮崎県宮崎市/林洋平)

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