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プロ12年目で初のシード落ち 服部真夕は出直しを誓う

◇国内女子◇大王製紙エリエールレディスオープン 2日目(16日)◇エリエールGC松山(愛媛県)◇6525yd(パー72)

ツアー通算5勝の服部真夕が、プロ1年目の2007年から11年連続で保持してきた賞金シード(賞金ランキング50位まで)を喪失した。同82位で迎えた今週は、通算イーブンパーの67位で予選落ち。プロ入り後で初めて、27日から始まるファイナルQT(最終予選会)に回ることになった。

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「守らなきゃいけないもの(シード権)がずっとあった。それが切れて、またイチからゴルフに取り組めるかなと。イチから考え直して新たな発見があればいいと思う」と吹っ切れた表情をみせた。

この日は32位からスタートして、1バーディ、2ボギーの「73」で後退した。今季はティショットに苦しみ、「フェアウェイから打てないと厳しいところがあった」と、前週までのフェアウェイキープ率は58%(83位)と低迷。8試合連続で予選落ちを喫するなど、1年を通じて力を発揮できなかった。

近年はアプローチイップスへの悩みも深めていたが、5月からはイ・ボミ(韓国)らを指導するチョ・ボムス氏に教えを受けている。「転がすアプローチができるようになった。いい兆しが少し見えてきた。めちゃくちゃ大きい」と手応えはある。

「シードを守るよりは、優勝争いに絡んで上位で戦いたい。下位よりも上位でやるほうが気持ちいい」。落ち込んでいる暇なんてない。初めてのシード喪失が、15年「CAT Ladies」から遠ざかる復活優勝への起爆剤となるか。(愛媛県松山市/玉木充)

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