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あふれ出る涙 イ・ボミは大会初の予選落ち

◇国内女子◇NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 2日目(19日)◇マスターズGC (兵庫)◇6528yd(パー72)

大会を主催する延田グループ所属のイ・ボミ(韓国)は35位からスタートし、2バーディ、3ボギーの「73」と落としてホールアウト。予選カットラインに2打足りない通算イーブンパーの59位で予選落ちした。8度目の出場で初めて決勝ラウンド進出を逃し、涙を流した。

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イはテレビのインタビューで「バーディチャンスについたときに獲れなかった。ショットはまあまあだったし、良いところもありましたけど…」と答えた。その後「本当に頑張りたかったけれど、結果が…」と話したところで、言葉を詰まらせた。あふれ出した涙を指でぬぐい、しばらく言葉にならなかった。

最後に「前向きに考えて頑張ります」と言葉を振りしぼり、インタビューを終えた。関係者によると、クラブハウス内の通路の物陰で顔を両手で覆い、再び涙を流した。数分の間、動くことができなかったという。

今季の最高位は4月「スタジオアリス女子オープン」の11位で、賞金ランキングは86位(640万9475円)と低迷。ショットの不調が続き、今週までの21試合で9度の予選落ちを喫した。これまでの自己ワーストだった2017年の4度を大きく上回る。同年8月の「CAT Ladies」を最後にタイトルからは見離されている。

スタッツの低下で顕著なのは、やはりスコアメークを左右するパーオン率だ。自己ベストは2015年の74.588%(1位)だが、今季は61.329%(86位)だ。17年の68.19921%(23位)からも数字を下げている。

ドライビングディスタンスとフェアウェイキープ率のランキングを合計した「トータルドライビング」も2017年の50(3位)から、今季は143(94位)まで大きく降下した。1打目からグリーンを狙う2打目以降まで、ショット全般にわたっての不振がうかがえる。

2015年から2年連続で賞金タイトルを手にした元女王の苦しいシーズンを象徴するかのような涙だった。(兵庫県三木市/塚田達也)

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2018年 NOBUTA GROUP マスターズGCレディース



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