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“三軍”パターを投入 永井花奈は1打差で最終日へ

◇国内女子◇富士通レディース 2日目(13日)◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)◇6675yd(パー72)

首位と2打差の6位で出た永井花奈は「70」でプレーし、通算5アンダーの3位に浮上した。「試合でほとんど使ったことがない」というL字型のマレットパターを投入。2日間平均27.5パットに抑え、トップのアン・ソンジュ(韓国)らを1打差で追う。

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3つのバーディすべてで3m以上を決めた。2日連続で1ボギーにとどめ、昨年10月の「樋口久子 三菱電機レディス」以来のツアー通算2勝目を狙える位置につけた。

直近8試合で6度の予選落ち。「悪かったときのイメージが頭から離れなくて」と、特にパットに悩んできた。持ち方をクロスハンドにする練習までしたが、「全然ダメだった」という。

今大会には自宅の車庫の中に並ぶ30本以上のパターの中から、「操作性の良いもので、イメージを変えるために」と普段は“三軍”として扱う1本を選択した。普段も車庫から練習用など計4本程度を試合会場に持ち込むが、「ジュニア時代に作ってもらったけど、持ってきたことはほとんどないと思う。たまにあっても、迷わずに試合で使う選択肢から外していたもの」だ。

万全な状態ではないことを自覚しつつ、「こんなに緊張しないでプレーできているのは初めてかもしれない」。上位で争う最終日に向け「雑念が入ってくるかもしれない。それはそのときに考えます」と気を引き締めた。(千葉市緑区/林洋平)

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