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アマ3冠はあきらめない 吉田優利は週末へ「私にしか権利ない」

◇国内女子メジャー第3戦◇日本女子オープンゴルフ選手権競技 2日目(28日)◇千葉CC野田コース (千葉県)◇6677yd(パー72)

史上初の同一年アマ3冠(日本女子アマ、日本ジュニア、日本女子オープンローアマチュア)に挑む吉田優利(麗澤高3年)が、カットライン上の通算3オーバー56位で週末へと滑り込んだ。前半に2ボギーを先行させたが、後半に3バーディ(1ボギー)で盛り返した。

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その重圧は、本人にしかわからないものだろう。「ずっと手汗がすごくて、最後(18番の3打目)も、手が滑ってあやうくバンカーに入るところだった。(手前の)カラーまで持っていけたので、なんとかパーで上がれたけど、気がつかなくても緊張していると思う」と、表情は硬いままだ。

前半アウトで2ボギー。異変に気がついたのは、折り返しとなる9番だった。「ギリギリの番手を持ってしっかりと打たないといけないところで、一瞬、インパクト前に自分の体重が前にいくことを感じた」という。いつも辻村明志コーチに注意されていることを思い出した。「力が入って、打ちに行こうとしてしまっていた」。

気持ちも「やるしかない」と切り替えた。10番の4mのバーディパットは強めに打ってカップに沈めた。13番で2つ目。14番でボギーを叩いたが、直後の15番で取り返した。

「3冠はすごく意識しているし、周りからも言われる。私にしか権利がないので、全力でやるしかない。予選は絶対通過しようと思って、後半は頑張った」と、プレッシャーは正面から受け止めている。

予選通過をしたアマチュアは8人いる。最上位は6アンダー5位の後藤未有(沖学園高3年)。吉田は8人中最下位だ。

それでも、アマ3冠はあきらめたわけではない。「アマチュアなので、なにが起こるかわからない。私もよいスコアがでるかもしれない。あすからまくるだけ」。可能性は低くても、まだゼロになったわけではない。(千葉県野田市/今岡涼太)

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