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東京五輪も視野 快挙の20歳が描くビジョンとは

◇国内女子◇センチュリー21レディスゴルフトーナメント 最終日(22日)◇瀬田ゴルフコース 西コース(滋賀県)◇6518yd(パー72)

日本ツアー初出場のプレッシャーなんて、どこ吹く風だ。20歳でアマチュアのクリスティン・ギルマン(米国)が、7バーディ、2ボギーの「67」で通算17アンダーとし、2位に4打差をつける通算17アンダーで逆転。2016年「日本女子オープン」を制した畑岡奈紗以来、6人目のアマチュア優勝を遂げた。初出場のアマチュアが優勝するのは、12年「サントリーレディス」のキム・ヒョージュ(韓国)に続いて史上2人目となる。

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「最初は少し緊張したけれど、途中からスコアを考えないようにして、とにかくバーディをとることを考えました。信じられない思いです。アマチュアとして初めての日本の試合でこんな快挙ができたのは言葉になりません」

首位の小祝さくらを1打差2位で追った最終日。最初の1番(パー5)で1mのバーディパットを沈めて小祝に並び、「すごく気持ちが落ち着いた」。8番では3パットで今週初めてのボギーをたたいたが、「すごく頭にきた。自分は頭にくるとバーディをとる確率が高くなる」と、続く9番でバウンスバック。すぐさま悪い流れを断ち切った。

3日連続で最高気温35度以上を記録する厳しい状況の中、通算のフェアウェイキープ率83%、パーオン率87%と自慢のショットに大きな乱れはなかった。同組の小祝も「ショットはもちろんですが、パットが本当にうまい。そこが差につながった」と舌を巻く盤石のプレーだった。

現在はアラバマ大に在学中だが、来年5月に早期の卒業を予定している。以降は米国女子ツアーの来季出場権をかけた予選会にエントリーし、結果を受けて進路を決定していくつもりだ。思い描く夢は、海外メジャー「全米女子オープン」制覇。20年に控える東京五輪についても、「意識したのは最近だが、もちろん出てみたい」と目を輝かせた。(滋賀県大津市/玉木充)

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