アン・ソンジュが今季3勝目 2打差の2位に川岸史果とテレサ・ルー
2018年 ニッポンハムレディスクラシック
期間:07/06〜07/08 場所:アンビックス函館倶楽部 上磯GC(北海道)
背中痛のアン・ソンジュ 痛み止め服用で26勝目
◇国内女子◇ニッポンハムレディスクラシック 最終日(8日)◇アンビックス函館倶楽部 上磯ゴルフコース(北海道)◇ 6378yd(パー72)
背中痛に苦しむアン・ソンジュ(韓国)が痛み止めを服用しながら6バーディ、1ボギーの「67」。通算13アンダーでツアー26勝目となる今季3勝目を飾った。
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「自分のプレーだけに集中した結果、ショットがうまくついてくれました。パターも危ないところがあったけど、それをうまくセーブして優勝につながった。こんなに早く26勝ができるとは思わなかったし、うれしい気持ちしかない」。
曇天の空の下、前半でスコアをひとつ伸ばすと、11番では99ydから52度で3mにつけてバーディ。14番でも168ydから4UTで奥5mにつけて2連続バーディとした。3日間を通じフェアウェイキープ率が全体1位となる86%とショットの安定感が勝利を手繰り寄せた。
8月で31歳となる満身創痍な体にもムチを打った。前日2日目は気温13.7度、最終日は17度を記録。加えて津軽海峡からの冷たい風に持病の背中痛が悪化し「寒いところでいきなりボールを打ってしまって痛めたのかもしれません。薬が必要と感じたのは初めて」。ティオフ1時間前とハーフターンで痛み止めの薬を服用し、緊急事態を乗り切った。
樋口久子、岡本綾子、不動裕理ら過去6人しか獲得していない永久シード(30勝)獲得まで残り4勝。「私が永久シードをとれれば光栄。でも、まだまだそこまではすごく長い」と勝って兜の緒を締めた。
賞金ランキングは2位の成田美寿々に約90万円差に迫る3位に浮上。4年ぶり4度目の賞金女王も現実味を帯びる中、後半戦最高のスタートを切った。(北海道北斗市/玉木充)