20歳の勝みなみが首位発進 永井花奈が1差で続く
2018年 ニッポンハムレディスクラシック
期間:07/06〜07/08 場所:アンビックス函館倶楽部 上磯GC(北海道)
目標金額は5000万円 勝みなみハタチの誓い
◇国内女子◇ニッポンハムレディスクラシック 初日(6日)◇アンビックス函館倶楽部 上磯ゴルフコース(北海道)◇ 6378yd(パー72)
7月1日に20歳の誕生日を迎えた勝みなみが7バーディ、1ボギーの「66」。6アンダーでアマチュア時代を含めて初めてとなる単独首位発進を北の大地で決め、「ショットもよかったが、パッティングもとてもよかった。リズムに気をつけて自分が思っているところに打てた。なかなかそういう日はない」と話した。
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前半6番(パー5)で49ydから58度で奥3mにつけてバーディとすると、続く7番(パー3)でも6Iで横1mにつけて連続バーディを奪った。この日のパット数は全体1位となる25を記録し「悪いときは肩に力が入っている感じがするが、きょうはそれがなくスムーズに動いた。思った通りに球が転がった」と笑顔で振り返った。
地道な努力も実を結んだ。昨年夏からスポーツドクターでメンタルトレーニングを専門にする辻秀一氏に教えを受けてきたが「大雑把に言うと『一打一打に集中して何事にもとらわれないように』ということでした」。トーナメント会場にも直接足を運んでもらい、そのアドバイスに耳を傾けてきた。
今季はQTランキング26位で出場資格を得ると、前半戦全17試合に出場した。2週前に行われた1度目のリランキングでは堂々トップ(約3200万円)。後半戦の残り21試合を含め「母と『5000万円はいきたいね』と話しています。5000万円いけば、6000万、7000万と刻んでいきたい」と笑いながら誓った。
1998年生まれの新垣比菜、小祝さくらら実力者がそろう“黄金世代”の筆頭だが「ライバル心は全然ない。人というよりも自分。自分に勝てないと周りにも勝てない」。アマチュア時代の2014年「KKT杯バンテリンレディスオープン」以来、4年ぶり2度目の優勝へ気持ちを切り替えた。(北海道北斗市/玉木充)