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注目は“大好物” 成田美寿々が語るプレーオフの強さの秘訣

◇国内女子◇宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント 最終日(10日)◇六甲国際GC(兵庫)◇6525yd(パー72)

「運命って怖いな」と内心思っていたという。有村智恵との4ホールのプレーオフを制して、“宮里藍”の冠がついた初回大会で優勝した成田美寿々の心境だ。

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2015年に優勝し、大会は大好きだった。宮里藍の国内最終戦となった昨年大会の最終日には、宮里と同組でラウンドした。先週木曜日には、宮里と有村に知人を加えた4人で晩御飯をともにしたばかり。有村とは「一緒に頑張ろうね」と誓い合ったところだった。

首位と4打差の10位から出た。大会アンバサダーとして、スタートティを見守っていた宮里とハイタッチをした1番(パー5)をバーディ発進。前半に2つ伸ばして折り返すと、後半は15番からの3連続を含む4バーディと爆発した。

今年は自立を目指して、父・俊弘さんと少し距離を取ろうと努めているが、オープンウィークだった前週は、「パー5を獲れていない」という父の分析を参考にして、40、50、60ydの距離を練習した。「ビトイーン(フルショットではない距離)の練習をしたら、フルショットの距離感も良くなった」と、今週はタップインバーディを量産した。

16番(パー3)は7Iでホールインワン寸前の10cmにつけ、17番(パー5)は残り80ydを56度のウェッジで1.5mへ。今週は4日間で16個あるパー5で11個のバーディをもぎ取った。

宮里はいう。「ぐっとチャンスをつかんだのは、あの16番のティショットだったと思います。あの状況で、なかなかあの(左サイドの池に近い左)ピンを攻めていける選手はいない。去年は攻めすぎて左の池に入れていたので、冗談ですけど『成長したね』って言いました(笑)」。

これで、プレーオフは通算4勝1敗となった。強さの秘訣を聞かれると「正規のラウンドは終わっているんだから、あとは楽しもうよという気持ち。これだけの人が私たちだけしかみてないっていうのはプレーオフくらいしかない。自分が注目されていないと思っているから、注目されているときの楽しさったらないですね。ちょっと自虐的ですけど」とにやりと笑った。(兵庫県神戸市/今岡涼太)

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2018年 宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント



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