永峰咲希ら3人が首位 鈴木愛、勝みなみが2打差5位
2018年 リゾートトラスト レディス
期間:05/25〜05/27 場所:関西GC(兵庫)
V逸した男子アマに刺激 20歳の小野祐夢が3打差で最終日へ
◇国内女子◇リゾートトラストレディス 2日目(26日)◇関西ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6569yd(パー72)
20歳の小野祐夢(おの・ひろむ)が3バーディ、1ボギーの「70」と2つ伸ばして通算6アンダーとし、スタート時にいた8位タイをキープ。首位と3打差で混戦の最終日に進み、ツアー初優勝へ望みをつないだ。
<< 下に続く >>
岐阜県出身で初めてクラブを握ったのは小学3年生のとき。父親の知人の勧めでゴルフ未経験のまま、古閑美保や上田桃子など、数多くのトッププロを輩出してきた坂田信弘プロ主宰の坂田塾に入り、帝京大学可児高(岐阜)を卒業するまで腕を磨いた。
プロを志すジュニアが入塾することが多い中で、「(未経験の)私は珍しかったと思う」という。最初はボールがまったく芯に当たらず「ぜんぜん面白くなかった」と思い返すが、上達していく中でゴルフの楽しさに目覚め、ジュニア時代には「中部アマ」など数々のタイトルを獲得。2016年のプロテストに合格してプロの世界に飛び込んだ。
前週の男子ツアー「関西オープン」で優勝争いを演じた20歳でアマチュアの久保田皓也(東北福祉大3年)は、同じ坂田塾で苦楽をともにした戦友だ。兵庫県出身の久保田とは「小学生から知っていて今も仲はいい」という間柄で、優勝争いに絡む姿を見て「私も頑張らないと」と刺激を受けたという。
女子ツアーでも、同学年の永井花奈は昨季の「樋口久子 三菱電機レディス」でツアー初優勝。同じく蛭田みな美も、先月の下部ステップツアーでプロ1勝目を飾ったばかり。1つ下の年代には、畑岡奈紗、勝みなみら“黄金世代”が国内外のツアーを盛り上げている。「自分もという感じ。ついていけるように頑張りたい」。多くの発奮材料が、20歳の背中をあと押ししている。(兵庫県三木市/塚田達也)