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国内予選会も覚悟 宮里美香の再出発

◇国内女子◇アクサレディス in MIYAZAKI 事前(22日)◇UMKCC(宮崎県)◇6505yd(パー72)

昨年12月の最終予選会で、9年間主戦場にしてきた米ツアーの出場権を失った。「もうアメリカでやれないのかってさみしさはあった。けど自分のゴルフを再確認できた場だった」。28歳の宮里美香は今季、日本で再出発を切る。

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米フロリダ州で1月の合宿を終えると、3月の国内開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」(沖縄)に出場し17位。試合のなかった2週間は「多少疲れをとったり、トレーニングをしたり、練習もしっかりできた」。

沖縄・興南高を卒業してすぐに挑戦した米ツアー。精神的な部分で「アメリカで戦うことはかなりタフなこと」。昨季シーズン中の5月からは約2カ月間のオフを挟んだ。「去年はいままでにないような経験をたくさんした。その時期はゴルフから離れたいと思っていた」という。

ゴルフバッグを持たない旅行に初めて行くなど、1カ月間クラブを握らなかった。その後、気持ちを奮い立たせて復帰したが、米最終予選会の出場は迷ったという。「2008年以来(のQT)だった。5日間あるし、でもとりあえずやるしかないって状況で、きつかったけど。でも、結果は別として、自分にとっての再出発になると思って」。68位で試合後は涙を流したが、「悔しい気持ちがなかったら、そこまでだと思っていた。でも、それが芽生えたから」。

日本でツアープレーヤー登録をしていない宮里の主催者推薦出場数は4試合に限られる。今大会を終えると4月の「KKT杯バンテリンレディス」(熊本空港CC)を予定。シードを獲れなければ、国内の1次予選会(8月)から参加する。日米3勝の実績だけに周囲からは「本当に出るの?」と言われるが、「もちろん勝つことを狙っていますけど、1次予選会の覚悟もしていますよ」。

5月以降は米ツアーの出場権がおりてくる可能性もあるが「そうなったら出るつもり。2試合か3試合かわからないけど。日本で5月ごろから出られなくなるのもある」。一方で米ツアーへの再挑戦は「いまは本当にわからない。1年やるだけでもボロボロになる場所だし。でも『全米女子』やメジャーにはまた出たいと思う」とほおを緩めた。

「これだけ試合数が少ないって初めてのこと。日本の出場資格を得るチャンスは2回(2010年、13年の『日本女子オープン』優勝で)あった。でも当時はアメリカ、アメリカだったから。自分でやってきたことだから」。

12年には米本土の米ツアー「セーフウェイクラシック Presented byコカコーラ」で優勝するなど、結果を残してきた。「わたしの9年間は無駄ではなかったと思う。日本でまたしっかり頑張っていきたい」と桜の咲き始めた宮崎で誓った。(宮崎市/林洋平)

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