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成田美寿々&菊地絵理香 振り袖姿で2018年の誓い

女子プロゴルフの成田美寿々菊地絵理香が10日(水)、都内のホテルで所属契約を結ぶオンワードホールディングスの新年撮影会に参加。2018年の抱負を語った。

年始の恒例となっている振り袖姿の披露に、成田は「ここに来て、着物を着させていただくと新しい一年が始まったなという感じがします」と、はにかんだ。3月の「ダイキンオーキッドレディス」で開幕する新シーズンの目標はズバリ「年間5勝」。1勝にとどまった昨季の悔しさから「賞金どうこうではなく、年間5勝して賞金女王になれなかったら仕方がない」とハードルを高く設定した。

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かねて、年間を通じて父・俊弘さんの指導を仰いできたが、今年は自立を目指すという。「“おんぶにだっこ”はやめようと思ってます。父には『お前の(意思の)主導であれば、いつでも助ける』とは言ってもらっているけれど」。これまで無頓着に近かったクラブ選びにも、しっかりと向き合う考え。年明けには2年ぶりに西武・大石達也投手らプロ野球選手と自主トレを行った。その先にあるのは東京五輪での金メダル獲得という大目標。「2020年に向けて自分も大人にならないと。ここ3年は毎年の目標が達成できていない。そろそろやらないと間に合わない」と意気込んだ。

昨季は3月の「Tポイントレディス」で1勝を挙げた菊地は、4月以降に発症した腰痛に苦しんだ。賞金ランキングは24位で約4542万円を稼いだが、年頭に「1億円」をターゲットにしていただけに、こちらも悔しい思いが募った。「毎年春先に勝ってから、勝てていない。シーズンの最後に疲れていることも分かっていて…」

オフには精神面でのリラックスと体を癒やすことを目的に、草津温泉などを訪れた。新シーズンはキャリアで初めてトレーナーを帯同させたい意向。「鍛えながら強化していきたい。動かさないとどんどん弱まってしまう」と意欲を口にした。

国内女子ツアーは今季からリランキングシステムを導入する。年間シードを持たない選手は、限られた前半戦の出場試合で結果を残し、中盤戦以降の出場優先順位を上げる必要がある。ふたりのようなシード選手も、足元をすくわれかねない。「だんだん実力者しか残らない形になる。リランキングが入ったことで、前半にダッシュする選手も多いはず。それに負けずに戦っていかないと生き残れない時代になった。気を引き締めたい」と菊地。2カ月後のティオフに視線を定めた。(編集部・桂川洋一)

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