シードを喪失した原江里菜。ファイナルQTからの来季出場権を狙う

◇国内女子◇大王製紙エリエールレディスオープン 最終日（19日）◇エリエールGC松山（愛媛県）◇6550yd（パー72）

来季シード（賞金ランキング50位以上）をめぐる一戦が終わり、圏外で終えた10人のシード喪失が決定した。選手名は以下の通り。

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酒井美紀（同51位）、佐伯三貴（同53位）、飯島茜（同54位）、イ・ナリ（韓国／同59位）、金田久美子（同62位）、原江里菜（同65位）、松森彩夏（同66位）、藤田光里（同88位）、福嶋浩子（同90位）、P.チュティチャイ（タイ／同104位）

ツアー通算2勝の原は2011年以来のシード落ち。オフにはスイングリズムを速める改造に取り組んだが、フィットせずにシーズン半ばで路線変更。「今まで当たり前にできていたことができなくなり、色々なことが連鎖的に起きてこの結果になった」と振り返った。「私は好奇心が強いタイプ。失敗しないと気が済まないし、挑戦したことはよかったと思う」と後悔はなく「状態はすごく良いので、またこの場所に戻ってきたい」と今月28日（火）から行われるファイナルQTを見据えた。

初のシード（賞金シード）を決めたのは、イ・ミニョン（韓国／同3位）、川岸史果（同7位）、畑岡奈紗（同13位）、永井花奈（同20位）、武尾咲希（同27位）、東浩子（同32位）、ユン・チェヨン（韓国／同35位）、新海美優（同39位）、三ヶ島かな（同41位）、大城さつき（同44位）の10人。初シードが二桁に達したのは2012年（10人）以来となった。

なお、同82位にいるキム・ヘリム（韓国）は今季1勝で次週の最終戦「LPGAツアー選手権リコーカップ」の出場資格を得ており、約1384万円以上の加算（単独2位以上）で来季シード圏内に滑り込むため今週でシード選手50人は確定しなかった。

キムが滑り込んだ場合は、同50位の大山志保が同51位に押し出され、同51位から55位に付与される来季1回目のリランキング（※）までの出場資格に繰り下がる。

その大山と表純子（同81位）は公傷制度の適用を受けており、ツアー復帰後は欠場試合分の出場が保障される。17年と保障試合を合わせた獲得賞金が同年の賞金ランク50位に相当する額を上回ると、復帰年分のシード権を獲得できる。（愛媛県松山市／塚田達也）

（※）獲得賞金に応じて出場優先順を組み替える制度。国内女子ツアーは来季から導入する。年2回で行われ、1回目は第25週目、2回目は第38週目に実施。

＜主な選手のシード動向＞
47位 若林舞衣子 2380万1750円
48位 下川めぐみ 2375万2650円
49位 O.サタヤ 2350万500円
50位 大山志保 2238万9466円（公傷適用）
-----（以下5名にリランキングまでの出場権）-----
51位 酒井美紀 2162万6725円
52位 濱田茉優 2112万3650円
53位 佐伯三貴 2078万7857円
54位 飯島茜 2073万7257円
55位 黄アルム 2062万3290円
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56位 福田裕子 2005万1016円
58位 有村智恵 1938万9522円
62位 金田久美子 1765万500円
63位 香妻琴乃 1621万3000円
65位 原江里菜 1587万7404円
66位 松森彩夏 1575万7100円
72位 一ノ瀬優希 1288万3242円
81位 表純子 878万1150円（公傷適用）
83位 アン・シネ 785万8999円
88位 藤田光里 662万5857円
89位 森田理香子 633万5625円

【編注】当初のタイトルを差し替えました。