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涙の惜敗から1年 渡邉彩香「いままでで一番悔しかった」

◇国内女子メジャー◇ワールドレディスサロンパスカップ 事前(2日)◇茨城GC西コース(茨城県)◇6670yd(パー72)

1年前の涙の惜敗を、自分でことさら強調することはない。「去年は去年。リベンジというよりは、自分のやることに集中したい」。渡邉彩香は今年、静かに前年優勝のレキシー・トンプソンを迎え撃つ。

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この日、予選ラウンドのペアリングが発表され、渡邉の組みは昨年の最終日最終組の再現となった。ディフェンディングチャンピオンのトンプソンと渡邉、そしてイ・ボミ(韓国)が同組となる。「(トンプソンと)回れたらいいなとは思っていた。去年は2日間一緒に回って良いプレーができたし、負けちゃったけど楽しかったので」と、いまなら軽く受け止められる。だが、昨年の敗戦後、渡邉は眠れなかったことを打ち明けた。

「いままでで一番悔しかった。オリンピックが懸かった試合(昨年の全米女子オープン)で池に入れたあとも眠れたけど、この試合のあとだけは4時、5時まで眠ることができなかった。それだけ悔しかったんだなって思います」。

前週は地元の静岡大会で予選落ち。「息ができなかった(苦笑)」と、コースの狭さに苦しんだ。「今週、フェアウェイはところどころ狭いところはあるけれど、コース自体の狭さは感じない。だいぶ広く感じているので、そこは1つ良くなるポイントですね」。林にセパレートされてはいるが、リカバリーを許容するコースを前に表情を緩くした。

「去年のこの試合はすっごく調子が良かった(笑)。絶好調じゃないなら、ないなりに、集中してできると思う。今年どれくらいできるのかっていうのは、成長が試されていると思いますね」。まだマイペース。周囲の期待の大きさに気付くのは、もう少し先になりそうだ。(茨城県つくばみらい市/今岡涼太)

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