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鈴木愛はプレーオフ敗退に涙 最大2打のリード守れず

◇国内女子◇サイバーエージェントレディス 最終日(30日)◇グランフィールズCC(静岡県)◇6501yd(パー72)

首位タイから出た鈴木愛は5バーディ、1ボギー、1ダブルボギーの「70」とし、キム・ハヌル(韓国)と首位に並んで通算7アンダーでホールアウト。18番で行われたプレーオフ1ホール目をバーディとしたキムに敗れ、「この経験を生かしたい」と指で涙をぬぐった。

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今季初優勝に向けて、前半は主導権を握った。5番でダブルボギーをたたいたものの、2番からの3連続バーディ、さらにピンそば50cmにからめた9番で4つ目を奪う。後続に2打差をつける単独首位で、サンデーバックナインへ折り返した。

潮目が変わったのは、最も悔いが残るホールに挙げた10番。1Wの1打目を左に曲げ、「運もなかった」というアンラッキーなキックもあり、ボールはクリークに落ちた。3オン2パットのボギーとし、11番、12番を連続バーディとした同じ最終組のキムに首位の座を譲った。

終盤17番(パー3)では、1m強のチャンスを外してパーどまり。ここをボギーとしたキムから単独首位を奪い返す絶好の機会を逃し、プレーオフでは4mのバーディパットを外して敗北を喫した。

クラブハウスのロッカーに直行し、しばらく時間を置いてから報道陣の前に現れた鈴木。10秒ほどの静寂の後「何回かトラブルがあって良いゴルフではなかったけれど、納得のゴルフはできたと思う」。か細い声で語ると、言葉を詰まらせた。(静岡県三島市/塚田達也)

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