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苦手な春先にV圏内 服部真夕の変化と調整法は?

◇国内女子◇Tポイントレディス 2日目(18日)◇鹿児島高牧CC(鹿児島)◇6397yd(パー72)

5位からスタートした服部真夕が4バーディ、2ボギーの「70」でプレー。首位と3打差の通算7アンダー3位タイに浮上し、優勝を狙えるポジションで開幕から3試合連続の決勝ラウンドに臨む。

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「3試合目でインビューとか最近なかったので、変な感じがします」とは、初日5アンダー「67」で会見場に招かれた服部の言葉。ツアー通算5勝を誇るパワーヒッターも、この2年間は春先の出遅れに苦しんできた。

2015年は第2戦から9試合連続、16年は開幕戦から5試合連続で予選落ち。序盤戦の不振について「例年、前半戦はティショットが曲がっていた」と、1Wの乱調を明かしたが、今年はオフの取り組みが功を奏した。「フェアウェイからセカンドで(ピンを)狙っていけることが多い」と堅実なプレーにつなげている。

前年までのティショットとの違いについて「しっかりリズムをキープしてできていること」と挙げる。昨年7月から、音楽を聴きながらショットの練習をし、一定のリズムを体に覚え込ませる矯正法を続けてきた。

決まって耳に流すのは、シンガーソングライターのしおりが歌う『Smile』。「ゆったりとしたリズムがちょうど合う」と、競技中も常に頭の中でメロディを奏で続けているという。オフに集中して取り組んだことでシンクロ率も高まり、今週も、予選2日間でフェアウェイを外したのはわずかに4ホールだ。

「(優勝を)狙えるポジションにはいるけれど、気負い過ぎず、まずは目の前のことに集中したい」。苦手意識が強い春先のタイトルを獲れれば、価値ある1勝になるはずだ。(鹿児島県姶良市/塚田達也)

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